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遊離脂肪注入術における移植床の至適組織内圧と移植床組織環境の準備方法に関する探求

研究課題

研究課題/領域番号 19K10022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関一般財団法人脳神経疾患研究所

研究代表者

栗山 元根  一般財団法人脳神経疾患研究所, 形成外科, 科長 (40457388)

研究分担者 窪田 吉孝  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (10375735)
新井 美波  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (70790260)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード脂肪移植 / 陰圧閉鎖療法 / メカノトランスダクション / エピジェネティクス / 脂肪組織由来幹細胞 / 脂肪細胞 / 組織内圧 / 遊離脂肪移植 / 組織拡張器 / 移植床
研究開始時の研究の概要

遊離脂肪移植術では、移植脂肪細胞の状態と同様に、移植床の状態によっても移植脂肪細胞の生着率に大きな差が生まれることが知られている。そこで、特に移植床の組織内圧に着目し、遊離脂肪移植の生着率と移植床の組織環境との関係性を探求することを目的としている。マウスに組織拡張器を埋入させ、それを拡張・縮小することで組織内圧を調整しながら、遊離脂肪移植を行い、移植脂肪細胞の生着率や移植脂肪組織の変化、移植床の組織変化や各種成長因子分泌の変化などを調べることで、移植に適した組織環境を調べることとした。これにより臨床的には、遊離脂肪移植の生着率の向上や移植量の増大による組織再建法の改良が見込まれる。

研究成果の概要

脂肪組織の細胞は少なくともアクチンに関連した遺伝子の発現ポテンシャルが高いエピジェネティクス状態にあった。脂肪組織の細胞はメカノトランスダクションのポテンシャルが高いと考えられ、陰圧閉鎖療法の初期においてそれが重要な役割を果たしている可能性が考えられた。また、一細胞レベルでみるとメカノトランスダクションに関連した遺伝子発現は一部で不均一性がみられたが、その意義は今のところ不明である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

陰圧閉鎖療法が創傷治癒を促進する機序は不明な点が多く、臨床的な有効性が先行して示されているのに比較して、細胞生物学的なメカニズム解明は遅れていると言わざるを得ず、陰圧閉鎖療法の発展を阻んでいる。。なかでも、陰圧閉鎖療法との関連から脂肪組織におけるメカノトランスダクションを調べた研究は殆ど見当たらない。
我々は脂肪組織に存在する細胞のメカノトランスダクションに関連した特性を明らかにすることが今後の陰圧閉鎖療法の発展に大きく寄与すると考え解明を試みた。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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