研究課題/領域番号 |
19K10161
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
|
研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
二瓶 智太郎 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (50237781)
|
研究分担者 |
大橋 桂 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (30350531)
青木 香 (三宅香 / 三宅) 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 特任講師 (70709229)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | レーザー / セラミックス / 修復法 / 溶着性 / 耐酸性 |
研究開始時の研究の概要 |
近年,歯科用セラミックスや高分子材料は,審美的な要求も満たすため,臨床では修復ならびに補綴処置に頻用されている.しかしながら,歯質と材料との界面結合部の劣化による充填材や冠の脱落など臨床的な事故が多いのが現状であり,本来ある歯質との一体化を確実とした修復治療法は未だ開発されていない.そこで申請者は,歯質と低温溶融型セラミックスをレーザーの特徴である瞬時に発生する熱エネルギーを用いて,エナメル質に直接融着させる新しい方法が開発できれば,将来,歯科界において画期的な歯質保存療法,予防法となり,より歯牙との一体化した歯冠修復治療法の確立が期待できると考えられる.
|
研究成果の概要 |
レーザー照射によるセラミックス修復法は,狭い範囲であれば可能であり,歯質との融着状態はコンポジットレジンの接着よりも高く,界面状態はエナメル質とセラミックスがブロードな状態で結合していることが確認された.今後,臨床応用するには,さらにレーザーの照射条件の設定と融解し易いセラミックスの開発が必要であると示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によるレーザー照射によるセラミックス修復法は,歯質とセラミックス材料が融着し、新たな歯科治療法に繋がると考えられ,歯科医療において意義があり,レーザー機器の使用用途の拡大にも繋がり,歯科治療を受診される患者様においても意義は高いと示唆される.
|