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オミックス解析とノトバイオート技術を基軸としたインプラント周囲炎治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 19K10213
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関九州歯科大学

研究代表者

近藤 祐介  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (00611287)

研究分担者 細川 隆司  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60211546)
正木 千尋  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (60397940)
向坊 太郎  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (50635117)
柄 慎太郎  九州歯科大学, 歯学部, 特別研修員 (20759386)
田村 暁子  九州歯科大学, 歯学部, 特別研修員 (30762067)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード口腔乾燥 / インプラント周囲炎 / 口腔乾燥症 / 細菌叢
研究開始時の研究の概要

口腔乾燥症は細菌感染に対する抵抗性の低下や創傷治癒不全を引き起こし、歯周疾患を増悪させる。その影響は天然歯周囲に留まらず、インプラント周囲においても同様である。インプラント治療を受ける患者は増加しており、また口腔乾燥症罹患者は加齢とともに増加するため、既に超高齢社会に突入した本邦では口腔乾燥症を有する高齢者は飛躍的に増加し、それに伴うインプラント周囲炎の増加は必然である。本研究は、口腔乾燥症患者におけるインプラント周囲炎を増悪させる原因を明らかにし、有効な治療のターゲットを明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

本研究は、インプラント周囲炎モデルラットに対する口腔乾燥の影響を評価することを目的とした。 実験にはWistar ラットを用い、上顎骨の両側にインプラントを埋入し、片側のインプラント周囲に絹製を結紮した。さらに口腔乾燥を引き起こすため、両側の顎下腺と舌下腺を切除した。絹糸結紮によりインプラント周囲の骨吸収が引き起こされ、口腔乾燥により増悪した。また組織学的分析とリアルタイムPCRにより、口腔乾燥がインプラント周囲の炎症を増悪し、破骨細胞分化を誘発することが示された。 さらに、口腔乾燥によりインプラント周囲の細菌叢が変化した。 以上より、口腔乾燥はインプラント周囲炎を増悪することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔乾燥症は易感染性や創傷治癒不全を引き起こし、歯周疾患を増悪させる。その影響は天然歯周囲に留まらず、インプラント周囲にも及ぶ可能性があるが、その詳細は不明であった。インプラント治療を受ける患者は増加しており、また口腔乾燥症罹患者は加齢とともに増加するため、既に超高齢社会に突入した本邦では口腔乾燥症を有するインプラント治療を行った患者は飛躍的に増加することが予想される。そのため、本研究で得られた成果は口腔乾燥症を有する患者におけるインプラントを良好に保つため必要なものである。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 口腔乾燥はインプラント治療のリスク因子となり得るか?2020

    • 著者名/発表者名
      堀 裕亮、近藤 祐介、野代 知孝、多田 博昭、向坊 太郎、正木 千尋、小野 堅太郎、細川 隆司
    • 学会等名
      第50回公益社団法人日本口腔インプラント学会記念学術大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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