研究課題/領域番号 |
19K10232
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
金山 圭一 朝日大学, 歯学部, 講師 (20454275)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | メトホルミン / 加齢 / 骨吸収 / 歯周病 / 歯肉 / 局所投与 / 炎症 / 顎堤吸収 / 口腔粘膜免疫 / 予防医療 / 口腔粘膜 / 老化 |
研究開始時の研究の概要 |
口腔粘膜加圧マウスにメトホルミンを局所投与することで, 義歯装着による骨吸収の予防, 顎堤の維持にメトホルミンは有効かどうかの基礎的なデータを出す. 顎堤吸収を阻止・予防する薬剤の同定は, 口腔フレイルの防止や予防医療の確立にもつながる.
|
研究成果の概要 |
先行研究から炎症性骨吸収や歯周治療に対して, 歯肉へのメトホルミン(MT)局所投与の有効性が明らかになっている. 本研究では, 歯槽骨吸収の予防に歯肉へのMT局所投与が有効かどうか明らかにすることを目的とした.加齢マウス歯肉へのMTの局所投与は, 歯肉結合組織のコラーゲン代謝に影響しコラーゲン線維量の維持に働くことが示された. 絹糸結紮前のMT局所投与により, 加齢マウス実験的歯周炎の発症過程で生じる炎症と骨吸収を抑制し, TRAP陽性細胞数も減少していた. 以上の結果から,歯肉へのMT局所投与が高齢者の歯周炎の発症予防に有効である可能性が示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は, 薬剤による顎堤吸収予防の基礎的な知見となる. メトホルミンの有効性が明らかになれば, メインテナンス来院時に, 顎堤保全のため薬剤を予防投与するという制御医療のあり方を社会に提示できる.
|