研究課題/領域番号 |
19K10263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
畠山 大二郎 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (60377653)
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研究分担者 |
川口 知子 (武田知子) 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (30509815)
飯田 一規 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 講師 (30585237)
柴田 敏之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50226172)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯髄細胞 / エクソソーム / iPS細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は、これまでに約300人のヒト智歯由来歯髄細胞株を樹立・保有しており、これらの細胞から多能性幹細胞(iPS細胞)を誘導し、再生医療資源として利用するための研究を続けている。近年、間葉系細胞の培養上清中に含まれる小胞(エクソソーム)が、様々な生理活性を示すことが分かってきているものの、その詳細は未だ不明なところが多い。そこで本研究では、歯髄細胞とそれに由来するiPS細胞を培養した培養上清中に含まれるエクソソームを精製し、こうして得られたエクソソームを網羅的に解析し、安全性や再生治療、特に骨の再生能への影響について検討を行い、今後の応用へつなげることを目的とする。
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研究成果の概要 |
我々は樹立・保有する約300人分のヒト智歯歯髄細胞(DPC)から多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cell)iPS細胞を誘導し、誘導したiPS細胞のエクソソームを用い、単離・精製するエクソソームに、血清由来成分やフィーダー細胞由来成分などが含まれないようにするため、DPCを無血清の培養条件のもとで準備し、これらの細胞からiPS細胞をフィーダー細胞なしの無血清の培養条件で準備し、これらの培養上清をエクソソーム精製にもちいて、エクソソームを精製・解析し、今後の応用へつなげることを目的に、安全性や再生治療、特に骨の再生能への影響について検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
髄細胞のエクソソームを用いて骨の再生や治癒を検討した研究はまだ報告がなく独自性があると考える。そのために、我々が樹立したヒト歯髄細胞株が約300ラインをすでに保管されていること、また、無血清条件下での細胞培養法と無血清・フィーダー細胞を用いないiPS細胞誘導・培養法を我々が確立していることは、本研究を進めるうえでその意義は大きく、再生治療への応用に向けて歯髄細胞の医療資源としての価値は高いと考える。
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