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解剖体頭部CTによる舌神経3次元的走行経路と筋間隙との関係性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K10283
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

勝見 祐二  新潟大学, 歯学部, 非常勤研究員 (70600047)

研究分担者 大島 勇人  新潟大学, 医歯学系, 教授 (70251824)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード舌神経 / 肉眼解剖 / 口腔外科 / 智歯抜歯 / 合併症 / 筋間隙 / 抜歯 / CT / 歯科 / 下顎智歯
研究開始時の研究の概要

舌神経は、下顎骨内側面に沿って走行するため、時に下顎智歯などの抜歯手術においても損傷する恐れがある。しかしCT等の一般的な画像検査では描出困難のため、術前に患者固有の走行経路を把握することはできない。
本研究は舌神経が筋間隙内を走行する特徴に着目し、舌神経の走行経路を把握することを目的に、解剖体を用いて舌神経を描出した頭部CT画像を作成し、筋間隙および周囲筋と下顎骨との3次元的位置関係を調査する。最終的に臨床のCTを用いて筋間隙の観察から患者固有の舌神経走行経路を予測する手法を確立することを目標としている。

研究成果の概要

舌神経と下顎骨の三次元モデルは作成可能であった。舌神経は内側翼突筋と下顎骨の間を走向した後、内側翼突筋前縁・顎舌骨筋後縁・上咽頭収縮筋下縁・茎突舌筋内側縁で囲まれる隙を走向すること、舌神経が内側翼突筋前縁と顎舌骨筋間で特に骨に近接し、稀なケースを除いて顎舌骨後縁に接しながら走向していること、内側翼突筋と顎舌骨の前後的な位置関係にバリエーションを認め、筋間隙の形態に関与していることが判明した。従って、実際の臨床の術前CTで筋間隙を観察することによって患者固有の舌神経走向経路の予測が可能であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果による舌神経走向経路の解剖学的特徴と確立されたCT読影方法を臨床に周知することにより、実際の患者の単純CT上で筋間隙や顎舌骨筋線の観察を行うことにより患者固有の舌神経走向経路が判断可能となる。これにより、これまで困難とされた下顎智歯抜歯における術前のリスク判定や合併症回避の術式の選択が可能となるため、社会的貢献度は高いと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Variations in the venous supply of the floor of the oral cavity: Assessment of relative hemorrhage risk during surgery2021

    • 著者名/発表者名
      Katsumi Yuji、Takagi Ristuo、Ohshima Hayato
    • 雑誌名

      Clinical Anatomy

      巻: eary view 号: 7 ページ: 1087-1094

    • DOI

      10.1002/ca.23738

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 解剖体頭部CTによる舌神経3次元的走向と筋間隙との関係性の解明.2021

    • 著者名/発表者名
      勝見祐二,髙木律男,大島勇人
    • 学会等名
      第66回日本口腔外科学会総会・学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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