研究課題/領域番号 |
19K10284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
児玉 泰光 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (90419276)
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研究分担者 |
高木 律男 新潟大学, 医歯学系, 教授 (20143795)
小林 正治 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80195792)
齋藤 功 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90205633)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 咬合評価 / 多施設共同研究 / 二段階口蓋形成法 / 三次元画像 / 顎発育 / 2段階口蓋形成法 / 3次元画像 / 3次元解析 / 石膏模型 |
研究開始時の研究の概要 |
①自施設内の試行評価として、当施設における口蓋裂治療の方針を3群に分け、自施設内の試行評価を先行する。②実際の3D画像を用いた咬合評価し、③各群間での3D画像を用いた咬合評価、最終的に④各群間での3D画像を用いた咬合評価の応用する。この手順で3年間に3D画像を用いた新しい口蓋裂咬合評価システムを構築する
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研究成果の概要 |
口蓋裂患者の咬合評価には主に2つの方法がある。5-Year-Old Indexとmodified Huddart/Bodenham Indexである。どちらも石膏模型を用いた古典的な方法である。評価には石膏模型から平行模型の製作、評価基準の標準化、評価場所や外部評価者の確保が必要である。治療成績を正確に評価するためには咬合評価を簡便に行うことが重要である。そこで、石膏模型を三次元デジタル画像に変換し解析を試みた。今回、石膏模型から3D画像に変更しても、評価の質は維持されていた。三次元デジタル画像の応用により準備の軽減、時間短縮、コスト削減が期待された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口蓋裂治療の成績評価は言語評価と咬合評価に分かれる。現在、いずれの評価も同一施設内での縦断的評価が主流である。治療成績の向上、時代にあった治療方針の構築には多くの施設間での情報の共有が必要である。その為にも評価の簡便化が必要である。これまでの咬合評価は石膏模型を使用するため他施設間の評価が困難であった。今回の研究成果は石膏模型を三次元デジタル画像に変換しても評価の信頼度が維持されること証明した。また、準備軽減、時間短縮、コスト削減につながった。この事は、他施設間の情報共有が進むことを意味する。そして、日本の口蓋裂治療が発展する要因の一つになる。
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