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口腔癌分泌エクソソームを用いた分子標的抗癌剤感受性試験の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10288
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

村上 純  岡山大学, 歯学部, 博士研究員 (40362983)

研究分担者 長塚 仁  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (70237535)
河合 穂高  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (10803687)
高畠 清文  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70736537)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード口腔扁平上皮癌 / エクソソーム / セツキシマブ / 口腔癌 / 細胞外小胞
研究開始時の研究の概要

当該研究の目的は、口腔癌が分泌するエクソソームによるセツキシマブ動態への影響を明らかにし、エクソソームを利用した簡便かつ低侵襲性の体液診断型分子標的抗癌剤セツキシマブ感受性予測法を開発することである。
当該研究は、以下の学術的な独自性と創造性が挙げられる。
1.口腔癌エクソソームによる、抗癌剤の細胞外排泄機構を解明する点、2.口腔癌の血中エクソソームを指標としたセツキシマブ感受性予測法を確立する点、3.エクソソームは容易に体液から回収でき、簡便かつ低侵襲性な体液診断法である点、において、世界初の試みとして学術的な独自性と創造性がある。

研究成果の概要

セツキシマブは、細胞外小胞のEGFRと結合することで、細胞外小胞を標的とすることが示唆された。口腔癌細胞が放出したEGFR高発現細胞外小胞にセツキシマブを作用させると、マクロファージおよび正常上皮細胞による取り込みが低下した。このことから、セツキシマブは、癌周辺組織への細胞外小胞の取り込みを阻害する事で、抗腫瘍効果を示す可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果から、口腔癌細胞が分泌する細胞外小胞を介したセツキシマブ耐性機序の一部が明らかとなった。この成果により、新たな薬剤耐性機構に則した治療の開発や、化学療法患者の血中のエクソソーム中の薬剤の分量を定量することで、患者の新たな薬剤感受性試験を開発することが可能となる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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