研究課題/領域番号 |
19K10337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
荻 和弘 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40433114)
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研究分担者 |
西山 廣陽 札幌医科大学, 医学部, 助教 (60749563)
宮本 昇 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (80749565)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Immunotherapy / squamous cell carcinoma / gene mutation / 再発口腔がん / 免疫チェックポイント阻害剤 / 遺伝子変異 / がん免疫環境 / 再発口腔癌 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 遺伝子変異量 |
研究開始時の研究の概要 |
我々が開発した口腔癌遺伝子解析パネルをもちいて、口腔扁平上皮癌(凍結組織、FFPE)における遺伝子異常を効率的、かつ低コストで行い、治療抵抗性、再発・予後との相関を分析する。遺伝子異常(遺伝子変異、コピー数異常)は実験的に評価し、口腔癌の発症、進展への関与を解析する。これらの成果をもとに、従来の評価法を補完しうる、血清、末梢循環DNAを用いた、口腔癌の新しい診断・治療予測システムを開発する。本研究の主眼は免疫チェックポイント阻害薬の適応症例を選択するにあたり、遺伝子変異量や新たなneoantigenの存在が潜在マーカーを症例ごとにプロファイリングする。
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研究成果の概要 |
再発口腔癌に対し免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の適応は, 緩徐に変化するICI投与後の治療効果や, ICIから殺細胞性抗癌剤または分子標的治療薬へのスイッチングについて慎重な見極めが必要である. また投与期間にもついても規定が見当たらなくICIは治療開始から腫瘍免疫応答を引き起こすまで一定の期間を要する遅発性効果を示し,さらに投与終了後も腫瘍が残存していながら病状の進行あるいは縮小がないまま病状の安定が得られる持続効果があると考えられた. 本研究においてICIの治療効果予測規定因子として腫瘍浸潤リンパ球(TIL),遺伝子変異を臨床検体からそれぞれ検出しその関連性を検証できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再発口腔癌に対して, ICI投与前にがん関連遺伝子変異を調べてICIの有効性を検証することができる. これによりirAEなどの有害事象の軽減に繋がり, がん免疫療法を適正な治療法として確立することができる.
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