研究課題/領域番号 |
19K10394
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
西出 真也 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 講師 (40451398)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 概日リズム / 蛍光イメージング / 炎症 / 口腔保健 / 歯髄炎 / 小児 / 行動解析 |
研究開始時の研究の概要 |
体温やホルモン分泌、唾液分泌など体の機能の多くには約24時間周期の概日リズムがある。夜型や不規則な生活習慣は概日リズムを乱し、肥満や生活習慣病の原因となることが過去の研究で明らかになっている。本研究は概日リズムの乱れが虫歯など口腔疾患にも影響するかどうかを調べるために行う。特に小児期は概日リズムが未発達であり、概日リズムが乱れやすいため、小児期の虫歯を想定した動物実験を行う。
|
研究成果の概要 |
歯髄の炎症反応にみられる概日リズムの測定を将来的な目的として、本研究では哺乳類培養細胞株を用いて炎症マーカーMAPK活性をFRETで測定した。本研究ではMAPK分子群のうちERKおよびJNKを選びバイオセンサーを作成し、培養細胞に遺伝子導入した。細胞に様々な時間帯において炎症惹起物質を投与したところ、MAPKの反応は時刻依存的に変化することが示された。また、バイオセンサーを動物に導入し、動物の概日リズムと炎症反応の関連を解析する系を立ち上げることを目的として、マウスの行動リズムを24時間測定するシステムを構築し、概日リズムを解析した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体温やホルモン分泌、唾液分泌など体の機能の多くには約24時間周期の概日リズムがある。夜型や不規則な生活習慣は概日リズムを乱し、肥満や生活習慣病の原因となることが過去の研究で明らかになっている。本研究は概日リズムの乱れが虫歯など口腔内の炎症性疾患の症状に影響するかどうかを検討するために行った。本研究において細胞内で炎症時にはたらく分子の挙動を蛍光タンパク質で観察することができるシステムを構築することができ、口腔内の炎症はもとより全身の様々な炎症性疾患の一日の中の変動を分析することが可能になった。
|