研究課題/領域番号 |
19K10551
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長岡 広香 筑波大学, 医学医療系, 講師 (40790978)
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研究分担者 |
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
浜野 淳 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10709190)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 在宅医療 / 非がん / 緩和ケア / 苦痛症状 |
研究開始時の研究の概要 |
国民の多くが最期まで自宅で過ごしたいと思いながらも、実現できない現実に対して、在宅で療養する患者さんやご家族が、どのような辛さを感じているかということを明らかにすると同時に、どのような緩和治療が効果的であるかということを検証することが本研究の計画である。本研究を通じて、どのような支援や治療が提供できれば、本人が望む在宅療養が続けられるかということを検証していく。
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研究成果の概要 |
全国60施設を対象として2020年1月~12月まで多施設共同前向き観察研究を実施し、37施設から780名が登録された。訪問開始時と比較して、在宅療養中止時に、有意に「中くらいあり・とてもあり・耐えられないくらいあり」の頻度が増加した症状は、痛み、呼吸困難、倦怠感などであり、看取り時には、呼吸困難、食欲不振、眠気であった。初回訪問時には、動きにくさ、倦怠感などが日常生活に支障を与えている割合が大きく、頻度の順番は12か月間で変化はなかった。初回訪問時に比べると、在宅療養中止時、もしくは、看取り時には、呼吸困難など複数の身体症状が有意に増加する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、非がん在宅高齢者の苦痛症状を経時的に評価することで、非がん患者の緩和ケアニーズを明らかにしたことと、訪問診療が開始されることで改善する苦痛症状と遷延する苦痛症状を明らかにしたことに学術的意義がある。本研究より、非がん在宅高齢者は、動きにくさ、倦怠感などの症状が日常生活に支障を与えている頻度が多く、在宅療養を中止、もしくは、在宅で亡くなる患者においては、呼吸困難が日常生活に支障を与えることが多いことが示唆され、がん患者とは異なる苦痛や身体症状があることが推測された。
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