研究課題/領域番号 |
19K10562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
舘 知也 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (80618447)
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研究分担者 |
寺町 ひとみ 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (20405129)
野口 義紘 岐阜薬科大学, 薬学部, 講師 (80724608)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 薬剤師 / 健康支援 / セルフメディケーション / 遠隔 / 教育プログラム / 健康サポート / 情報通信機器 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、情報通信機器を用いた遠隔診療が導入されてきている。緊急性が低い予防医療や健康教育などの健康サポートも重要であるにも関わらず、遠隔健康支援に関する研究はほとんど進んでいない。申請者らは、今までに、薬剤師によるセルフメディケーション教育を構築し、ランダム化比較試験によりその有効性を明らかにしてきた。その手法をもとに、情報通信機器を活用した薬剤師による遠隔健康サポートプログラムの構築、有効性の検証、さらに、へき地・離島地域の住民を対象に実用性の検証を行う。
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研究成果の概要 |
適正なセルフメディケーション推進のためには地域の薬局・薬剤師を活用することが重要である。へき地や離島の人だけでなく医療の必要な人に対して、情報通信機器を用いた遠隔診療が導入されてきているが、遠隔によるセルフメディケーション教育等の健康支援は進んでいない。本研究では、スマートフォン等の情報通信機器を活用した薬剤師による遠隔健康支援プログラムを新たに構築した。さらに、ランダム化比較試験により、本プログラムが薬剤師を活用した適正なセルフメディケーションへの行動変容に対して有効であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において確立した薬剤師による遠隔健康支援プログラムは、受講者側の負担が少なく、実施側の薬局・薬剤師は簡便に安い費用で実施することができるため、費用対効果も良好で実用的であると考える。地域の薬剤師がへき地や離島の人を含め全国の地域住民に対して本プログラムを実施することにより、薬剤師を活用した適正なセルフメディケーションが進めば、国民の予防・健康管理の推進や医療費抑制が期待されることから、社会的意義は非常に大きいといえる。
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