研究課題/領域番号 |
19K10590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 十文字学園女子大学 (2022) 国立感染症研究所 (2019-2021) |
研究代表者 |
村上 光一 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (70446839)
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研究分担者 |
重村 洋明 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 研究員 (50761540)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | E. albertii / Escherichia albertii / 薬剤耐性 / 食中毒 / 人獣共通感染症原因菌 / 鞭毛 / 下痢原性細菌 / 食中毒細菌 / 培地 |
研究開始時の研究の概要 |
Escherichia albertii(エシェリキア・アルベルティイ)(2003 年、種として認められる)はヒトに下痢、腹痛、発熱を惹起する食中毒原因細菌です。本菌の分離・同定は困難を伴います。本研究の目的は①本菌の最適な分離・同定手法を確立し、②ヒト糞便、食品及び動物試料の検査、あるいは感染事例の疫学的解析を通じて、本菌のヒトへの感染源、媒介食品、レゼルボア(動物等)等を明らかにし、③全ての E. albertii がヒトに病原性を有するか、菌株の分子疫学的解析にて明らかにし、④通常の培養法では観察されない鞭毛の発現条件を明らかにすることです。こ
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研究実績の概要 |
人獣共通感染症原因菌 Escherichia albertii (含:志賀毒素産生株)の病原性に関して、最適な分離・同定手法を確立するため、分離培養法の高精度化を図った。その結果、検討した中では最適な培養条件を見つけた。同一培養法を用いても、試料の種類(食品の種類)、試料に含まれる対象細菌の菌数等によっても最適条件は変化すること、あるいは添加物(抗菌薬や界面活性剤)の種類と添加量は基礎培地の種類によって最適物・量が変化することなども知見として得た。更に、志賀毒素産生株と悲産生株の相違を明らかにするための検討を行った。しかし、その相違に関してはまだ明らかにすることはできていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
種々の条件により、進捗は遅れている。予定では、R3年度より延長していた、菌株間の病原性の差異を明らかにするはずであったが、それができていないため「やや遅れている」とした。
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今後の研究の推進方策 |
研究環境の変化により、実施できなかった項目も多く、そのため新たな角度から、検討を施すために延長の必要があった。R5年度には、新しい角度から、課題を再検討したい。
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