研究課題/領域番号 |
19K10605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
内山 浩志 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (00711318)
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研究分担者 |
小橋 元 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60270782)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 小児炎症性腸疾患 / 遺伝-環境交互作用 / 一塩基多型 / 医療被ばく / 遺伝-環境交互作用 / 遺伝―環境交互作用 / 遺伝環境交互作用 |
研究開始時の研究の概要 |
小児炎症性腸疾患(小児クローン病と小児潰瘍性大腸炎)は小児慢性特定疾患であり、遺伝要因と環境要因がともに発症や増悪、再燃に関わる多因子疾患である。 本研究では、既に我々が進めている小児炎症性腸疾患研究に参加し、同意を得て提供された小児炎症性腸疾患患者と一般健常者(対照)の唾液検体を用いて、人体への放射線影響と関連する遺伝子の一塩基多型の解析を行い、その結果と胸部レントゲン撮影経験との関連に迫る。 また、新規リクルートによる研究規模の拡大を行い、より明快な量‐反応関係を明らかにするとともに、小児炎症性腸疾患予防の面から医療被ばくの安全性について調査する。
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研究実績の概要 |
本年度は8月から医学部公衆衛生学講座に異動となったが、産学官連携支援などの研究支援を主な業務とする研究戦略部門の部門長の業務は引き続き兼務として行う必要があり、業務過多で研究が進まなかった。 研究内容としては昨年度に引き続き、本年度も①小児潰瘍性大腸炎で同居していない祖父母の喫煙との関連が疑われる結果についての解析、②ビタミンD受容体(VDR)の一塩基多型(SNVs)のタイピングとデータ解析、③TP53遺伝子のタイピングの3点について検討を行っている。 ①性別が無回答の小児潰瘍性大腸炎の症例について遺伝子解析を行い、性別の判定を行った。 ②VDRのスタートコドンにおける一塩基多型のタイピングを進めているところである。 ③TP53遺伝子のタイピングはおおよそ終了し、データの検証を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度も新型コロナウイルスの影響によりオンデマンド講義や実習対応における感染症対策の教員業務量が増加したままの中、産官学連携コーディネーターとしての産学官連携支援業務対応、研究戦略部門の部門長として学内連携支援などの実務管理業務が増加し、未だに後れを取り戻せてはいないが、TP53遺伝子のタイピングで非常に興味深い結果が得られるなど、進展はしている。
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今後の研究の推進方策 |
現在進めている3つの課題について、TP53遺伝子のタイピング結果を検証して論文にまとめるとともに、当初の予定通り細胞周期関連遺伝子等のタイピングを進める。
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