研究課題/領域番号 |
19K10720
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 名桜大学 |
研究代表者 |
清水 かおり (比嘉かおり) 名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (10284663)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 看護継続教育 / 離島・へき地 / ルーラルナーシング / キャリア発達支援 / 継続教育 / 看護師 / ルーラル / 教育法方法の開発 |
研究開始時の研究の概要 |
離島・へき地における看護実践の特徴は、高度な知識と実践技術をもつジェネラリストであること、実践領域が多岐にわたること、医療全般の専門職としての役割を託されることなどが挙げられる。沖縄県の離島・へき地の看護職者は、その地理的特性から継続教育の機会を得にくく、知識・情報の入手手段も限られており、専門職としてのキャリア発達支援として、離島・へき地へ直接出向く支援、ICT等を使用した遠隔支援両方の「支援を届けるシステム」を構築する必要があると考える。また、離島・へき地での実践に必要な心得や生活者として自身を投入する秘訣などの「経験知」「実践知」を蓄積し、継続教育・キャリア発達支援プログラムに組み込む。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、離島・へき地で勤務する看護職者に適した継続教育・キャリア発達支援方法について検討し、「支援を届けるシステム」を構築することである。公衆衛生看護師への調査より、その地区を深く知り、発見した課題に適したアプローチ方法を選び、高い倫理性を持ち関わることで、地区住民から受け容れられ、成果ある活動へとつながることが明らかとなった。また、へき地病院への看護研究支援を通し、「支援を届けるシステム」は、対面による直接的方法だけでなく、オンラインによるリアルタイムの支援や、メールやLINEなど有用なSNSを使用し、遠隔でも気軽に届けられることが実践により明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果から、「支援を届けるシステム」が対面による直接的方法だけでなく、オンラインによるリアルタイムの支援や、メールやLINEなど有用なSNSを使用し、遠隔でも気軽に届けられることを実践により明らかにした。その内容は、ICLSコースのような提供側でテーマを決定し定期開催するもの、受ける側のニーズにタイムリーに応えるものと、どちらも有効である。タイムリーに支援する場合は、受ける側を理解し、提供内容や方法にも柔軟に対応することが有効である。提供する側には、成人学習理論、職業倫理などを学習し、教育する立場として必要な知識・技術・態度をブラッシュアップしていくことが必要であることへの示唆を得た。
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