研究課題/領域番号 |
19K10727
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
渡邉 真弓 関西医療大学, 保健医療学部, 研究員 (80751049)
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研究分担者 |
王 財源 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (20249460)
武田 時昌 関西医療大学, 保健医療学部, 客員教授 (50179644)
富山 智香子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (80359702)
萬代 望 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (80516956)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 「冷え」 / 体温 / 未病 / ストレス / 「こころ」と「からだ」 / 慢性腰痛 / 多変量解析 / web調査 / 統合医療 / 腰痛 / 免疫機能 / 養生 |
研究開始時の研究の概要 |
国民の間に有訴率が高く生活の質の低下の一因であるにもかかわらず、未だ原因解明に至っていない「冷え」の原因と改善について統合医療(西洋医療と東洋医療)により解明し健康長寿社会の実現に貢献することが本研究の目的である。そして、「冷え」を手掛かりに東洋医療独自の概念である「未病」を予防し生活の質を向上させるため統合医療を生かした日本独自の養生法の基盤づくりを試みる。
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研究成果の概要 |
これまで未解明であった「冷え」は主観的症状であることに着目し、パンデミックとともに普及した体温計情報などを対面でなくとも可能である全国横断web調査を実施した(n=1000)。こうして得た情報を、重回帰分析などの手法を用いて統計学的手法により解析した。その結果、「冷え」には環境温度は関係しないこと、「冷え」は「からだ」の問題ではなく「こころ」の影響が大きいなど、これまでにない「冷え」の特性を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「冷え」は日本女性に特有の症状であることを明らかにした。これまで「冷え」に関する海外論文が少なかった理由は、研究規模やレベルの問題も存在したが、研究課程において海外では気温の低い地域でも「冷え」の概念そのものが存在しないことを明らかになった。 「冷え」は日本特有の問題であるが、日本女性を取り巻く環境にストレス、そして安易な消炎鎮痛剤の濫用が「冷え」を誘発する可能性がある。出産適齢期の女性に多くみられる「冷え」の研究が、少子化に悩む我が国の問題解決の一助となる可能性がある。
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