研究課題/領域番号 |
19K10801
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
工藤 真由美 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (10443889)
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研究分担者 |
西野 毅朗 京都橘大学, 現代ビジネス学部, 専任講師 (20781602)
小嶋 美沙子 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (30347190)
鈴木 美代子 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (30558888)
三浦 奈都子 (小山奈都子) 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (40347191)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コンピテンシー / 看護実践能力 / ルーブリック / 学修評価 / 看護学実習 / 実習ルーブリック / 学修アセスメント / 看護基礎教育 / コアコンピテンシー |
研究開始時の研究の概要 |
近年大学等教育機関はDPまたは育成すべき学生像を掲げ、その教育の質保証を行うことが義務付けられている。特に看護学教育においては重要な能力育成として、臨床現場で活用できる看護実践能力の育成が最終の目標となる。本研究は看護系大学と看護専門学校の教員が協働して、学修評価の意義、方法を学びつつ、コアコンピテンシーとして実践能力を明確化し、妥当性と信頼性を確保した評価指標を作成する。最終的に看護実践能力を育成する看護学実習における形成評価を可能とする学修評価指標と、その運用システムを構築する。
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研究成果の概要 |
本研究は県立の看護大学と県立の看護専修学校が協働し、看護学実習における学修評価(アセスメント)を作成し、それを基にして学生および、共に実習を行う病院の実習指導者、教員の学生指導体制を開発することを目的とした。本研究において、学修アセスメントとしてのルーブリック策定の教員の能力開発のプロセスを経て、各学校の学修目標の検討、そして到達すべき能力の概念化を行った。結果、1年次からから卒業年次にかけての看護学実習で到達すべき看護実践能力(コンピテンシー)を評価するルーブリック作成した。その内容妥当性と、運用方法について検討し、看護学実習評価にかかるシステムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、大学と専修学校が協働し、それぞれの教育理念を尊重しつつも、その教育のコアとなる実習において獲得するコンピテンシー(看護実践能力)を明らかにし、評価基準(ルーブリック)を作成し、共に実習する施設においてその活用方法を浸透させ、負担の軽減を図った実習運営を目指すことにある。大学が専修学校と協働することで、大学の持てる資源(人的資源、また文献等)を還元でき、専修学校の教育へ貢献できる。よって同じ県下の看護基礎教育を担う教育機関が、それぞれの教育機関の特徴を生かしながら、学修評価を開発することで、開発される評価基準、システムは、他の実習施設を受け入れる病院と教育機関へモデルとなりうる。
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