研究課題/領域番号 |
19K10827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
佐々木 新介 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (30611313)
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研究分担者 |
市村 美香 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 講師 (80712281)
荻野 哲也 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (90252949)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 静脈穿刺 / 血管拡張 / 看護学 / 温熱刺激 / クレンチング / 可視化 / 温罨法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は末梢静脈穿刺時の上肢温罨法(温熱刺激)に加えて,臨床で頻用されているマッサージやタッピング等の用手法を併用した場合の血管拡張効果を検証する.温罨法やマッサージ,タッピングなど個々の技術の血管拡張効果は検証されつつあるが,複数の手技を併用した場合の血管拡張効果については未解明である.本研究では,最も効果的な併用方法を明らかにするため非侵襲的に血管拡張能を評価し,血管内皮細胞の機能も含め解明する.
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研究成果の概要 |
温熱刺激(温罨法)と用手法を併用する場合の有用性(血管拡張効果)について検証した.最初に温熱刺激の血管拡張効果は夏季(外気温が高い状況)と冬季(外気の低い状況)では異なることが考えられたため,実施時期での温熱刺激の効果を比較検証し,血管拡張率が異なることを明らかにした.次に温熱刺激と併用する用手法として,クレンチングの効果を評価した結果,クレンチング回数や実施時間によってもクレンチングの効果が異なることが示唆された.これらの検証を踏まえ,温熱刺激とクレンチングを併用した効果について検証した.その結果,温熱刺激とクレンチングを併用した場合,それぞれの効果は単純に加算されない可能性も示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
静脈穿刺時の看護援助は,採血や注射場面のみならず,血管穿刺が困難と想定される様々な場面での応用が可能であり,頻回な穿刺が必要とされる患者への援助方法としても有用だと推察される.
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