研究課題/領域番号 |
19K10867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 四條畷学園大学 |
研究代表者 |
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (70508663)
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研究分担者 |
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
石橋 信江 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (50453155)
鈴木 幸子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (60285319)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 生活習慣病 / ヘルスリテラシー / 一次予防 / 成人期 / 行動変容 / 動機づけ支援 / 生活習慣 / 中高年 / 有職者 / 健康教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、職場における健康教育やヘルスプロモーションを通じてヘルスリテラシーの向上により個人のアウトカムだけでなく、職場における健康的な組織運営に寄与することである。 そのために、組織で働く労働者のヘルスリテラシーの現状を調査しヘルスリテラシーに関連する要因を抽出する。次に、自らの健康とその決定要因をコントロールし改善することができるヘルスリテラシーの向上に向けた支援プログラムを開発する。開発した支援プログラムを1年間実施し、eHealth Literacy Scale、生活習慣、生理的データ、行動変容ステージの調査及び、個人のヘルスリテラシーが職場に与えるヘルスリテラシーとの関連を検証する。
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研究成果の概要 |
中高年の有職者に対し、生活習慣予防のためのヘルスリテラシー向上プログラムを構築した。実態調査から、生活習慣予防には健康に対する意識だけでなく職場環境が影響していた。プログラム参加により、健康行動への動機づけにおいては、身体の気づきを促す内的動機づけ、効果を実感できるよう他者からの外的動機づけ支援、さらには自己実現に向けたアドバイスや効果を実感できる支援の必要性が示唆された。また健康行動の継続においては健康行動の継続には今までの生活様式を変えない方法や行動の選択肢をもつこと、健康行動の結果得られる行動の目標を持つことが重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、社会的役割を優先しがちな有職者に対し、生活習慣予防のプログラムを構築し7か月の継続を確認した。このプログラムは健康への動機づけ、方法の選択、継続へ繋がっていたことから、従来のハイリスク型の疾病対策ではなく、生活習慣病の一次予防を包含した集団戦力型の健康支援に繋がる重要な支援に成りうる。さらに、その過程において、個人のヘルスリテラシーの向上のみならず、職場の環境が健康習慣に影響していたことから、個人の健康意識だけでなく、集団全体の健康推進のためにも職場風土の改善の必要性が示唆された。
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