研究課題/領域番号 |
19K10889
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
新井 里美 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (90802413)
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研究分担者 |
中田 ゆかり 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (30647615)
比嘉 勇人 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (70267871)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 看護師 / 行動変容 / 腎臓病指導 / 自己管理 / 慢性腎不全 / コミュニケーション / スピリチュアリティ / 性格特性 / 神気性 / 援助的コミュニケーション / コンコーダンス / 概念分析 / 医療 / 看護 / 保存期慢性腎臓病 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、入退院を繰り返す保存期CKD患者への行動変容を促す看護師の療養援助モデルを開発することである。まずH31慢性疾患患者の行動変容を促す看護師のコミュニケーション・スキルの概念分析を行い、H32 看護師のコミュニケーション・スキルをふまえた保存期CKD患者の行動変容を促す療養援助モデルを開発する。さらにH33療養援助モデルの検証の3つのステップを踏む。
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研究成果の概要 |
保存期慢性腎臓病患者が取り組もうと思える療養行動を臨床看護師とともに見つける療養援助のプロセスは、【話をきかせてもらう】ことを起点とし、【顔なじみになる】関係性を築けると【立ち止まって確認する】【患者とこころを合わせる】援助につながり、行動変容を促進できる。話をきかせてもらっても【及び腰になる】【一方的に指導する】という行動変容を抑制するプロセスも見られるが、【チームで支援する】ことで行動変容を促す療養援助を継続できる。患者の関心事について【話をきかせてもらう】ことを通して【顔なじみになる】ことが、行動変容を促す療養援助において重要であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保存期CKD患者は原疾患により大きく予後が異なるため、末期腎不全など重症化予防のための行動変容を促すには、看護師は今までの療養指導ではなく、個々のCKD患者に適した信頼関係構築と行動変容を意図したコミュニケーション・スキルを用いた療養援助が必要である。本研究を行うことは、新規透析患者数減少への効果が期待でき患者のQOL向上、さらに医療費を抑制させる可能性がある。
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