研究課題/領域番号 |
19K11086
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
添田 啓子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (70258903)
|
研究分担者 |
長谷 美智子 武蔵野大学, 看護学部, 講師 (10803124)
辻本 健 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10825285)
櫻井 育穂 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (30708516)
望月 浩江 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (50612595)
田村 佳士枝 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60236750)
瀧田 浩平 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (90749392)
平田 美佳 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40285325)
古谷 佳由理 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (90222877)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | セルフケア能力 / 親のケア能力 / セルフケア理論 / 組織的教育介入 / 事例検討 / 看護記録プロセス監査 / リフレクション / カンファレンス / 記録監査 / セルフケア看護理論 / 小児看護 / オレムセルフケア不足理論 / セルフケア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は小児医療施設看護部と研究者の合同プロジェクトで施設の看護実践にオレムセルフケア理論を取り入れる組織的教育介入の研究である。今回は施設での定着と評価を目的とする。教育介入は①合同プロジェクト会議、②事例検討会、③リフレクション、④部署での事例検討、⑤看護過程研修、⑥看護記録監査の実施にて、オレムセルフケア理論を取り入れた看護を定着させる。 介入効果は①看護師の認識と実践の変化、②部署の看護師の変化、③看護過程変化を評価し、看護の結果を④子どものセルフケア能力/親のケア能力の獲得を質問紙調査によって親からの視点で評価し、教育介入の効果を明らかにする。
|
研究成果の概要 |
小児医療施設にセルフケア理論に基づく看護過程を取り入れる組織的教育介入を行い、効果検証を行った。事例検討カンファレンスの活性化し看護過程の定着を目指した。看護師の認識の変化と実践の変化から、子どもと家族の能力を支援する看護過程が定着し、コロナ禍の中でも、困難な課題を持つ子どもと家族に対して、部署CFを活用して、実践の中で支援ができ、看護を評価できていた。セルフケア理論の考え方に基づき看護過程が展開されていること、部署のCFで看護の課題を焦点化して検討でき看護を深めることができていることは、セルフケア理論が小児医療施設の看護過程に定着したと評価することができる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
入院期間の短期化とそのための支援が求められている。早期退院は在宅ケアが増加し、親のケア能力が問われる。親は少子化・核家族化の影響で子育ての不安が強い1)。特に病気時の対応に不安が強く、親のケア能力/子どものセルフケア能力の獲得を支援する看護師の教育機能の向上が重要である。この研究は組織的に小児医療施設の看護にセルフケア理論を用いた看護過程を定着させるものであり、社会のニーズにも対応し、意義がある。事例検討カンファレンスを活性化することで、困難な事例でも子どもと家族の能力を高める看護が行え、その成果を看護師は可視化して確認することができており、社会的な意義が大きい。
|