研究課題/領域番号 |
19K11181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
松本 賢哉 京都橘大学, 看護学部, 教授 (60454534)
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研究分担者 |
前川 宣子 (河原宣子) 京都橘大学, 看護学部, 教授 (00259384)
川村 晃右 京都橘大学, 看護学部, 専任講師 (20708961)
石井 美由紀 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (40437447)
黒瀧 安紀子 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (70593630)
野島 敬祐 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (70616127)
十倉 絵美 京都橘大学, 看護学部, 助教F (80807462)
工藤 里香 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (80364032)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高齢家族 / コニュニティー / レジリエンス / コミュニティーレジリエンス / ソーシャルキャピタル / 団地 / コミュニティー / 災害 / 健康支援 / 団地コミュニティー |
研究開始時の研究の概要 |
平常時も災害時も健康的な生活を送ることを可能にする個々の団地住民のレジリエンス向上プログラムとソーシャルキャピタル醸成のプログラムを組み合わせて、団地コミュニティーレジリエンス向上のプログラムモデルを開発することにある。プログラムの効果は、介入の前後にソーシャルキャピタル測定尺度等の調査により測定する。介入は、健康相談や防災教育という個々の団地住民のレジリエンス向上の介入と、住民の集う場の運営支援というソーシャルキャピタル向上の介入をアクションリサーチで実施する。
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研究実績の概要 |
目的:日本の高齢化は社会問題になっている。60年前から建築ラッシュになった低所得者向けの団地も同じ問題になっている。強靭なコミュニティーを作るために必要な要素を明らかにし、地域医療関係者がアプローチするポイントを探った。 方法:団地自治会の役員に協力してもらい各棟全戸にアンケートを配布した。アンケート用紙は無記名とし、基本情報として年齢、性別、家族同居の有無、レジリエンスとして二次元レジリエンス要因尺度、ソーシャルキャピタル尺度、ストレス対処能力で構成されている。研究協力に同意する住民は、アンケートに回答し、封筒に入れた状態で回収した。 結果:団地住民136名から回収できた。獲得的レジリエンスを従属変数としてソーシャルキャピタル・ストレス対処能力・年齢・性別・家族同居の有無などを独立変数として共分散構造分析した。 獲得的レジリエンスを高める要因は、基本属性としては、仕事を持っていることが強く影響し、ソーシャルキャピタルのすべての因子、ストレス対処能力は情報収集と計画性と肯定的解釈が影響しているモデルが構築された(CFI:0.989 RMSEA:0.033 AIC:138.806)。 考察:低所得の高齢者のコミュニティーのレジリエンスを高めるには、ソーシャルキャピタルを高める地域のイベントの計画や、防災訓練など積み重ねコーピング能力を高める介入の必要と考える。地域医療従事者は高齢者の身体能力に合わせた避難の練習や参加できるイベント企画などが必要と考える必要があることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナ感染拡大により、研究フィールドである自治体が受け入れを拒まれて計画通り進めることができていない。今後も自治体や研究協力者の受け入れの協力を得ながら進める予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後、3年間自治会活動が停滞した状態から、徐々に活動を開始する予定である。先ず個人で参加しやすい健康相談や健康教育から開始し、参加者の状況に合して健康談話、防災教育の実施する予定である。しかし一度活動が止まってしまった自治会活動を再起動することに関して、不確定要素が多いためその場その場の状況に合わせて研究を遂行していく予定である。
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