研究課題/領域番号 |
19K11222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
山内 加絵 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (40363197)
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研究分担者 |
長畑 多代 大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60285327)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 連携 / 看取り / ユニット型特別養護老人ホーム / 教育プロムラム / ユニット型特養 / 看護職 / 介護職 |
研究開始時の研究の概要 |
特養での看取りニーズが高まっている現状において、より質の高いケアを提供するためには、看護・介護職の連携が必須となる。そこで本研究では、ユニット型特養の看護職に向けた、看取りにおける介護職との連携のための教育プログラムを構築することを目的とする。ユニット型特養の看護職に介護職との連携の実践を自己評価してもらい、連携の実践の実態から明らかとなった課題に対して、ユニット型特養の看取りに特化した、介護職との連携における看護職に向けた教育プログラムを実施し、その効果を検討する。そのことにより、ユニット型特養での看取りの質の向上につながり、現任教育のみならず看護基礎教育の充実の一助となると考える。
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研究成果の概要 |
本研究の目的はユニット型特別養護老人ホーム(以下ユニット型特養)の看護職に向けた看取りにおける介護職との連携のための教育プログラム構築である。各施設の状況により連携の課題は多様であるため、今回は1施設の課題を抽出し、その解決に向けた取り組みを実施した。 職員の課題は、意思表示困難な入居者のニーズ把握、あまり会えない家族のニーズ把握、入居者の生活歴や希望の情報共有であり、多職種との連携強化の必要性が明らかとなったため、取り組みとして本人・家族の意向に沿った看取りの実現に向けた多職種カンファレンスを実施した。その結果、情報共有の場が増え、職種間の関係性が深まるなど、連携強化につながる変化が現れた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、まずは1施設における課題を抽出し、その解決に向けた方略を考え実践することで、各施設の状況に応じた取り組みを実施することができた。具体的には、多職種でカンファレンスを実施する取り組みを実施したが、職員それぞれの大切にしていることや課題と感じていること等を話し合う機会をつくることで多職種間の関係性が構築された。また、相互の役割理解につながるなど連携に対する意識を高め、多職種との円滑な連携を推進することにつながった。さらに、多職種カンファレンスの実施により、共通認識をもって入居者のケアにあたることができ、看取りケアの質の向上に寄与しているといえる。
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