研究課題/領域番号 |
19K11276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 椙山女学園大学 (2022) 三重県立看護大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
小松 美砂 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (00362335)
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研究分担者 |
早川 正祐 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 特任准教授 (60587765)
大西 範和 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20176952)
竹村 和誠 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (90779951)
田端 真 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (20746359)
清水 律子 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (70593515)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高齢者 / 認知症 / ケアリング / 看護 |
研究開始時の研究の概要 |
「認知症高齢者と看護職者間の相補的なケアリングモデル」に基づくアプローチ手法を検討し,臨地で活用するためのチェックリストを作成する。また,医療機関において作成したチェックリストの勉強会を実施し,認知症看護認定看護師と共にアクションリサーチを計画し実施することによってケアリング・アプローチの有用性を検証する。さらに,介護職者と家族介護者へのインタビュー及びアンケート調査を実施し,介護現場におけるケアリング・アプローチの展開について検討する。
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研究成果の概要 |
一般病床を有する医療機関3施設の4病棟において,看護師111名およびケアワーカー23名,計134名を対象に,ケアリング・アプローチに関する説明会を行い,その前後にアンケート調査を行った。また,各病棟においてケアリング・アプローチを用いた実践を1ヵ月程度実施し,終了後に各病棟4~7名にフォーカスグループインタビューを行った。 有効回答129(有効回答率96.3%)を分析対象とし,説明会前後のアンケート結果をWilcoxonの符号順位検定を用いた結果,認知症高齢者との関係形成に影響する実践の3項目と,認知症高齢者とのケアに関する8項目について,実施前よりも実施後に肯定的な変化がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究結果として,ケアリング・アプローチの活用によって,認知症高齢者との関係形成に影響する実践や,認知症高齢者とのケアに関する経験や思いについて,ケアリング・アプローチを活用する前より,活用後の方が肯定的な変化が生じたことが示された。 これらの結果より,研究チームが開発した「看護職者と認知症高齢者間の相補的ケアリングモデル」は,看護職者だけでなく介護職者も含めたケア提供者に活用することができ,一般病院における認知症高齢者とケア提供者の関係形成に一定の効果があることが検証された。
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