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リンパ管網含有立体ヒト皮膚モデルを用いた超音波による新規リンパ浮腫治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K11318
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関公益社団法人函館市医師会函館市医師会看護・リハビリテーション学院(生体医工学研究センター) (2022)
弘前大学 (2019-2021)

研究代表者

成田 大一  公益社団法人函館市医師会函館市医師会看護・リハビリテーション学院(生体医工学研究センター), 生体医工学研究センター, 生体医工学研究センター長 (90455733)

研究分担者 下田 浩  弘前大学, 医学研究科, 教授 (20274748)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードリンパ管ネットワーク / 3次元ヒト皮膚モデル / 超音波 / リンパ管内皮細胞 / リンパ管新生 / 超音波治療 / 3次元ヒトモデル / リンパ管 / 3次元人工ヒト皮膚モデル / リンパ浮腫
研究開始時の研究の概要

がんの外科治療に伴うリンパ浮腫は,リンパ管ネットワークの欠損・破綻に起因している。しかし,現在のところ複合的理学療法や残されたリンパ管と静脈を外科的につなぐなどの治療方法しかなく,完治は困難である。この問題に対して我々は,破綻した部位に超音波によって新たにリンパ管ネットワークを誘導・形成することでリンパ浮腫の根治的な治療方法を確立することを目標としている。本課題では,この新しいリンパ浮腫治療法の基盤構築のため機能的なリンパ管ネットワークを有する3次元ヒト皮膚モデルを構築し,リンパ管ネットワークの形態形成運動と分子制御機能に及ぼす超音波の効果を明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

本研究課題では,ヒトの皮膚を高度に再現する3次元ヒトモデルの構築を目指し,世界で初めてリンパ管網を内在する3次元ヒト皮膚モデルを作製することに成功した。またリンパ管網を含有する真皮層モデルならびにリンパ管内皮細胞の単層培養系に低出力パルス超音波を照射し,超音波がリンパ管新生を促進する可能性を示すことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんに対する手術療法や放射線療法が進歩し生命予後を改善している一方で,治療の副作用としてのリンパ浮腫に悩まされている患者も多い。これまでに我々は,放射線によりリンパ管ネットワークを破綻させたラットに超音波を照射することで,皮下のリンパ管新生が誘導される可能性を見出している。しかし,動物実験で得られた成果を直接ヒトに適用することへの危険性も同時に指摘されている。
本研究課題では,ヒトの皮膚を高度に再現する3次元ヒト皮膚モデルの構築とともに,超音波照射によるリンパ管新生を促進する可能性を見出している。これらの成果は,新しいリンパ浮腫治療法の開発の基盤になると考える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ヒト皮膚を高度に再現するリンパ管網内蔵型3次元ヒト皮膚モデルの開発2020

    • 著者名/発表者名
      成田大一,新田祥子,渡邉誠二,千葉智博,明石満,下田浩
    • 学会等名
      第44回日本リンパ学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] ヒト皮膚を高度に再現するリンパ管網内蔵型3次元ヒト皮膚モデルの構築2020

    • 著者名/発表者名
      成田大一,高橋一人,松崎典弥,渡邉誠二,千葉智博,明石満,下田浩
    • 学会等名
      第125回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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