研究課題/領域番号 |
19K11335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 |
研究代表者 |
浅田 啓嗣 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 教授 (10440851)
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研究分担者 |
小島 聖 金城大学, 医療健康学部, 准教授 (30454242)
高木 都 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (00033358)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | メカニカルストレス / 変形性膝関節症 / モデル動物 / 関節軟骨 / 自発運動量 / 行動評価 |
研究開始時の研究の概要 |
「変形性膝関節症に対する予防的運動療法の基盤」を確立するために、膝関節内側半月脛骨靱帯切除術を施行したマウスを組織学的および行動学的に検証し、関節症状が軽度で予防的効果が期待できる発症初期の変形性膝関節症モデルマウスを確立する。また、モデル動物細胞を用いたカルシウムイメージングシステムによる共培養細胞刺激実験によって、滑膜細胞と感覚神経細胞との生理的および病態生理的な細胞間相互作用を解明し、メカニカルストレスが滑膜細胞を介して神経を含む関節構成組織に及ぼす影響を明らかにすることで変形性関節症の病態解明にせまる。
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研究成果の概要 |
再現性の高い生理的な変形性膝関節症(KOA)症状を有するモデル動物を作成することを目的に研究を実施した。膝関節内側半月脛骨靱帯のみを切除する侵襲の少ないモデルの作製を行い、KOA症状を再現する実験条件の検証を進めた。モデルを用いて,ケージ面積の違いが経時的な自発運動の変化と軟骨損傷に及ぼす影響を検討し、術後に大ケージで飼育すると個体差が少ない重度のKOAモデルが作成できた。生理的な関節ストレスで短期間に再現性の高いKOAモデルを作成することが可能なことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節軟骨の退行変性を主症状とする膝OAの治療においては、自己治癒能力の乏しい軟骨組織を人工的に再生し、組織を修復させる研究が進められている。関節軟骨は様々な荷重条件のもとで常に優れた潤滑特性と圧縮特性を有しており、外観上だけでなく、軟骨が有する高度な力学的特性をどこまで再生できるかが課題となっている。本研究は予防的見地に立ち、症状・変形の増悪を防いでいく予防的運動療法確立の基盤となる研究であり、高齢社会において再生医療と並ぶ重要な課題である。予防に効果的な運動負荷とその生理的メカニズムの基盤を確立する本研究は、高騰する医療費の削減と健康寿命の延長に大きく貢献する可能性を有している。
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