研究課題/領域番号 |
19K11346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
藤田 直人 広島大学, 医系科学研究科(保), 講師 (90584178)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病 / 酸化ストレス / 高気圧 / 糖代謝 / 肥満 / 運動習慣 / 脱トレーニング / 高脂肪食 / 耐糖能異常 / 白色脂肪組織 / 慢性炎症 / 高気圧処置 / 骨格筋 / 炎症性サイトカイン / 耐糖能 / 糖代謝経路 |
研究開始時の研究の概要 |
肥満や糖尿病に対する治療を検討する上で、運動に対して消極的な場合や運動が制限される場合でも実施可能な、運動と類似した効果が期待できる受動的な刺激の開発が必要である。受動的な刺激である高気圧処置は、糖尿病に対する有効性が確認されている。また、その有効性には酸化ストレスの関与が推察される。本研究の目的は、糖尿病に対して有効性のある高気圧処置の作用機序を解明するため、高気圧処置によって発生した酸化ストレスがインスリン非依存的な糖代謝経路に及ぼす影響を検証し、運動を代替・補完する受動的な治療手段の開発へとつなげることである。
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研究成果の概要 |
高気圧環境への習慣的な暴露が骨格筋に対して抗炎症性に作用し、白色脂肪組織における慢性炎症の改善することで、耐糖能異常やインスリン分泌機能障害を軽減した。一方、この作用は病期や肥満の誘導因子によって異なり、インスリン分泌不全へと進行した例や慢性炎症が軽度である例では有効性が低く、肥満2型糖尿病に対する高気圧処置の適応は、その病理に依存する可能性が示された。今後、臨床応用を進めるには、様々な病理、及び種々の臓器における有効性の検証が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過食による肥満2型糖尿病の初期における高気圧処置の有効性を確認したこと、及び糖尿病の進行期や高脂肪食誘導性肥満の初期においてその有効性が減弱していたことは、高気圧処置の臨床応用を進める上で社会的意義があると考える。また、その作用機序には糖尿病に至る病理の関与が予想されることより、各種臓器における作用機序の確認、ならびに高気圧や高酸素の条件検討を行う必要性を見出したことが、学術的意義の一つであると考える。
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