研究課題/領域番号 |
19K11391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
松下 明 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 講師 (80532481)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | MR(複合現実) / 上肢運動 / リハビリテーション / 複合現実 / ロボットスーツ / 1.5T MRIによる機能的MRI / 回復期リハビリテーション / 拡張現実 / 脳卒中 / ロボットスーツHAL / 複合現実(MR) |
研究開始時の研究の概要 |
対象は脳卒中後の片麻痺患者とする。HAL単関節を肘関節に,複合現実(MR)デバイスを頭部に装着し,MRデバイスで表示される指示に従い,対象物を目指してリーチング運動を行う課題を用いる。課題は,徐々に難易度を上げるなどして上肢運動の困難感をコントロールしながら,範囲,速さ,精度などに基づき得点を加算し,モチベーションを保つようなプログラムとする。評価は,運動機能評価・機能的MRI,訓練中の運動量,精度などを用いて行う。初年度は健常者も含め実現可能性を評価する。この結果に基づき,次年度以降にクロスオーバー比較試験を行い, HALの効果ならびに関連する脳機能ネットワークを実証する。
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研究成果の概要 |
脳卒中後遺症などによる上肢麻痺患者を対象として、運動指示を画面上に表示するとともに、上肢運動を計測、評価するアプリケーションを開発し、それを用いたリハビリテーションプログラムの開発を行ってきた。本研究以前にはタッチディスプレイを用いた開発を行ったが、タッチの検出の不安定さを解消できなかった。今回、MR(複合現実)デバイスを用いて同様のアプリケーション開発を行った。上肢の認識は向上し、追随も良好となった。計測の精度や安定性について評価を行い、アプリケーションによる運動の評価方法について検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リハビリテーションのおけるMR(複合現実)デパイスの利用可能性について、基礎的なデータを収集した。それにより、MRデパイスの特徴(利点や欠点など)を明らかにした。その結果に基づき、リハビリテーションプログラム(アプリケーション)の開発を行った。本アプリケーションは、運動を提示しつつ、同時に運動の計測を行い、評価を行うことを特徴としている。そのことから、パーソナルなリハビリテーションの提案など、新しいリハビリテーション手法の可能性を提示した。
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