研究課題/領域番号 |
19K11400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
櫻田 武 立命館大学, 理工学部, 助教 (40588802)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 注意 / 運動学習 / 個人差 / 脳波 / 低次感覚野 / 定常状態感覚誘発電位 / SSSEP / 脳卒中リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
運動機能障害を持つ患者が行うリハビリテーションでは、できる限り短い期間において最大限の訓練効果を得ることが重要となる。この際、患者の脳機能特性を事前に明らかとすることで、その人に適した訓練内容や指示を決めることができる。このような個人差を脳活動に基づき客観的かつ短時間で評価し、より多くの患者が最大限の訓練効果を得られるシステムの提案を目指す。
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研究成果の概要 |
脳卒中患者の運動機能障害リハビリテーションや健常者における運動学習におけるパフォーマンス向上の促進には、運動中における注意の向け方とその適正が重要である。本研究では、運動中における個々の注意適正を見極める手法として、定常状態体性感覚誘発電位および定常状態視覚誘発電位と呼ばれる律動的脳波が有用であることを見出した。特に、機械振動刺激によって誘発される脳波は強く個人の認知機能特性を反映することを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究においては、運動中の注意の向け方の適正に関する個人差は十分考慮されてこなかった。本研究では、個々人の脳における認知機能個人差を改めて示したうえで、その個人の特性を脳波に基づく客観的指標により判別する手段を確立した。このような知見は、運動機能障害を伴う患者のリハビリテーションや、スポーツトレーニングにおける訓練効率の向上に寄与するものといえる。さらに、今回の手法は簡便であることから、現場応用しやすい利点も有している。
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