研究課題/領域番号 |
19K11440
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
近藤 誠 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50633012)
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研究分担者 |
島田 昌一 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20216063)
中村 雪子 大阪大学, 医学系研究科, 特任講師 (90548083)
小山 佳久 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40397667)
臼井 紀好 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (00784076)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 運動 / 抗うつ効果 / うつ病治療薬 |
研究開始時の研究の概要 |
既存の抗うつ薬が効かない難治性のうつ病患者は大変多く、うつ病に対する新たな治療薬が求められている。近年我々は、運動がもたらす抗うつ効果について検討し、運動による抗うつ効果には、セロトニン3型受容体が必須の働きをしていることを見出した。本研究では、セロトニン3型受容体を介する抗うつ効果のメカニズムを明らかにし、さらに、うつ病モデルマウスを用いた検討により、運動による抗うつ効果の分子メカニズム解明から既存薬と異なる「運動の抗うつ機序」に基づいた新たなうつ病治療薬開発を目指す。
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研究成果の概要 |
既存の抗うつ薬治療に抵抗性を示すうつ病患者は多く、うつ病に対する新たな治療薬の開発が望まれている。我々は、マウスを用いて、運動による抗うつ効果の分子メカニズムについて検討を行い、5-HT3受容体を介する抗うつ作用を新たに見出した。さらに、5-HT3受容体を介する抗うつ作用メカニズムの詳細な解析と、うつ病モデルマウスを用いた検討により、うつ病の新たな治療ターゲットを明らかにした。将来、うつ病の新規治療薬の開発への展開が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
うつ病の患者数は世界で約3億人といわれ、深刻な社会経済的損失をもたらす。しかし、既存の抗うつ薬が効かない患者が多いことが問題となっており、新たな治療薬が望まれている。本研究では、運動がもたらす抗うつ効果の分子メカニズムに着目し、うつ病に対する新たな治療ターゲット候補となる分子を見出した。将来、うつ病の新たな治療薬の開発につながる研究成果であり、学術的意義や社会的意義は大きいと考えられる。
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