研究課題/領域番号 |
19K11448
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
田中 重陽 国士舘大学, 政経学部, 教授 (70541001)
|
研究分担者 |
角田 直也 国士舘大学, 体育学部, 教授 (80119081)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | MCセンサー / 筋・腱の活動動態 / 筋力 / 動的運動 / 筋パワー / 筋腱のコンディション / MC / 筋コンディション / 筋・腱の力学的活動 / 筋・腱 / パワー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、Muscle Contraction Sensor(MCセンサー)法を用いて、動的運動時の筋・腱の活動動態を評価し、それらが筋パワー発揮能力に及ぼす影響について検討する。MCセンサー法は、測定部位(筋及び腱)の皮膚表面に凸状のチップを取り付けたセンサーを貼付することで、筋収縮によって変形した筋と腱の形状変化量をダイレクトに計測することができる。そのため、スポーツ競技者のトレーニング、コンディショニング、リハビリテーションや臨床現場で活用できる可能性がある。本研究を遂行することで、スポーツ競技者の競技力向上を狙いとしたトレーニングや筋・腱のコンディションチェックに有用な情報を得る。
|
研究成果の概要 |
本研究では、筋腱機能評価法としてのMuscle Contraction Sensor(MCセンサー)法の有効性と動的運動時の筋・腱の活動特性が筋パワーに及ぼす影響について検討した。MCセンサー法で測定した筋・腱の形状変化量は、筋収縮時における筋厚の変化量や筋力レベルを反映する力学的指標となりえることを明らかにした。また、動的運動時の筋・腱の力学的活動と筋パワーとの関係性を明らかにした。これらの結果から、あらゆる条件下での筋収縮時や動的運動時の筋・腱の機能評価法として、MCセンサー法の信頼性と有効性を示唆した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は、あらゆる条件下での筋収縮時や動的運動時における筋腱の機能評価法として、MCセンサー法の有効性を見出した点である。MCセンサー法で計測した筋及び腱の形状変化量は、生体内の情報を客観的に評価するものであり、筋力レベルを推定する力学的指標となる。よって、MCセンサー法による筋及び腱の機能評価は、スポーツ競技者の競技力向上のためのトレーニングやコンディションチェックのみならず、各筋の活動のタイミングや相互活動を評価することで、効率の良い動作の解明にも有益な情報を提供できるものと考えられる。さらには、障害予防やリハビリテーションなどの臨床現場にも活用できる可能性が期待される。
|