研究課題/領域番号 |
19K11519
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 英樹 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (40235990)
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研究分担者 |
北浦 孝 福山大学, 経済学部, 教授 (00143868)
辻本 尚弥 久留米大学, その他部局等, 教授 (70299519)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | クレンブテロール / ギプス固定 / 筋長 / 筋萎縮 / 回復 / ラット / 運動量 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は不活動より起こった下肢の筋萎縮を速やかに回復させるための手立てを検討することを目的としている.その手段として,本研究では筋肥大作用を有する薬剤(クレンブテロール)と回復時の運動量に着目している. これらの双方の適切な投与量や活動量を導くために,実験動物(ラット)を用いたギプス固定モデルで,組織化学的手法や生化学的手法により骨格筋の変化を調べる計画である.
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研究成果の概要 |
本研究では異なる程度の筋萎縮からの回復の違いと,回復期にβ2-アドレナリン作動薬であるクレンブテロール(CLE)を投与した際の回復促進作用を調べた.実験動物にラットを使用し,後肢の足関節の固定角度を変えることによって,左右の骨格筋について萎縮の程度の異なるモデルを作成した. 後肢背屈筋群は伸長位で固定された際よりも短縮位で固定された際に萎縮が顕著であった.固定解放後,筋萎縮が顕著な場合に回復は遅かった.回復期にCLEを投与した場合,萎縮の程度の大きい速筋と遅筋で回復促進作用が観察された.これらの結果より,筋萎縮が顕著なほどCLEに対する感受性が高まり,回復が促進される可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果より,異なる筋長での固定による不活動で誘発される骨格筋の萎縮の程度は骨格筋間で異なること,また,萎縮した骨格筋の回復の様相も筋線維レベルである程度説明できることが分かった.さらに,回復期における同化作用を有するクレンブテロールの投与は,特に遅筋において萎縮の程度により回復促進作用が異なることも併せて明らかになった. これらの研究成果は,萎縮した骨格筋の回復のメカニズムを探るうえで基礎的な資料となることから学術的な意義があると考えられる.また,不活動による筋萎縮後の通常生活やスポーツ現場への早期復帰の手がかりとなる資料であることから社会的意義があると考えられる.
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