研究課題/領域番号 |
19K11579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
本多 壮太郎 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (10452707)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 体育 / 武道領域 / 剣道 / 知識の構造化 / リズム剣道 / 剣道版アダプテーションゲーム / 簡易竹刀 / 簡易面紐 / 共生 / アダプテーションゲーム / リズムで行う剣道 / 剣道授業 / 中学校第3学年 / アダプテーション・マッチ / 第1・2学年 / 簡易な攻防・試合 / 第1学年 / 知識の構造化・活用 / 基本打ち / 中学校体育 / 学習指導要領 / 資質能力 / 学習モデル |
研究開始時の研究の概要 |
改訂された学習指導要領では、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」といった資質・能力が相互に結び付きながら育成される授業改善が推進されている。中学校の剣道授業においては、3年間でのどのような学びによりその実現につながるのか実証された研究報告はない。本研究では、これまで申請者が取り組んできた剣道授業における戦術学習に、学習者が対話的、協働的に学ぶ「ピア・ラーニング」を取り入れた3年間の授業を計画、実践する。実践を通しては、「テキストマイニング」の手法等により、学習指導要領の武道領域に示される具体的な上記の資質・能力のつながりや深まりについて明らかにする。
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研究成果の概要 |
中学校保健体育科の武道領域の剣道授業において、学習者が技術や戦術の個別の知識を構造化し、その知識を活用して技術の習得や技能の向上を図る授業を計画、実践し、その有効性を検討した。第1学年では、基本動作と二段の技の技術ポイント、交代型の攻防戦術,第2学年では引き技と一体型の攻防戦術に関する知識の構造化とその活用そ図る授業実践を通して,学習者は短期間で効果的に知識を習得し、技能を向上させることができた。第3学年では,剣道版アダプテーションゲームの開発・導入を通して,学習者が様々に異なる仲間と楽しく本気で取り組むことができ、剣道の楽しみ方を共有する態度を育成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3年間の授業研究を通して、中学校各学年でどのような内容を展開していけば系統的で「わかる」と「できる」をつなげる効果的な授業を実施していけるのかを明らかにすることができた。授業実践を成果を基に、ペア,グループ,チームで楽しく基本動作や基本となる技の習得や攻防に取り組むことができる教材を作成し、発表・公開した。このことにより、剣道授業、部活動や地域クラブ活動での初心者学習指導に貢献できるものと思われる。
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