中学校保健体育科の武道領域の剣道授業において、学習者が技術や戦術の個別の知識を構造化し、その知識を活用して技術の習得や技能の向上を図る授業を計画、実践し、その有効性を検討した。第1学年では、基本動作と二段の技の技術ポイント、交代型の攻防戦術,第2学年では引き技と一体型の攻防戦術に関する知識の構造化とその活用そ図る授業実践を通して,学習者は短期間で効果的に知識を習得し、技能を向上させることができた。第3学年では,剣道版アダプテーションゲームの開発・導入を通して,学習者が様々に異なる仲間と楽しく本気で取り組むことができ、剣道の楽しみ方を共有する態度を育成することができた。
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