研究課題/領域番号 |
19K11590
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
|
研究機関 | 京都文教短期大学 |
研究代表者 |
田中 真紀 京都文教短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (10537989)
|
研究分担者 |
田中 千晶 東京家政学院大学, 人間栄養学部, 教授 (40369616)
野井 真吾 日本体育大学, 体育学部, 教授 (00366436)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 身体活動量 / 座位行動 / 認知機能 / 非認知機能 / 幼児 / 児童 |
研究開始時の研究の概要 |
日本における幼児期から児童期への移行期間における身体活動量や座位行動の実態およびその変動要因を明らかにするため、以下の2点を目的とする。 【目的1】幼児期および児童期の日常生活全般における身体活動量および座位行動の実態や変動要因を探索的に検討する。 【目的2】幼児期から児童期にかけて、日常生活全般の身体活動量および座位行動と、認知機能などとの関係を縦断的に検討する。
|
研究成果の概要 |
本研究では幼児期から児童期にかけての身体活動量,座位行動,認知機能および非認知機能について横断的および縦断的に検討した.先ず,年長児を対象に連続横断的に検討した結果,全ての調査項目に有意な差はみられなかった.次に,追跡調査による縦断分析の結果,幼児期と比較して児童期では,座位行動とスクリーンタイムの時間が有意に増加し,軽強度活動時間と睡眠時間が有意に減少した.また非認知機能については,屋外でのスポーツや遊びの実施頻度が減少すると,児童期の非認知機能に有意な低下が見られた.なお,児童期は新型コロナウイルス感染症の流行期であったため,行動制限などの影響が考えられる.更なる研究が必要である.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では日本における幼児期から児童期への移行期間の身体活動量や座位行動の実態とその変動要因を明らかにするために,縦断研究を実施した.児童期は年長児に比較して,座位行動とスクリーンタイムの時間が有意に増加し,軽強度活動時間と睡眠時間が減少した.さらに移行期間に屋外でのスポーツや遊びが減少した児童の非認知機能が有意に低かった.追跡調査による児童期の座位行動,軽強度活動,睡眠時間の悪化は,環境を通して行われる教育から学習指導要領に沿って行われる教育への移行によって生じる日常生活の変化による可能性が示唆された.なお,児童期は新型コロナウイルス感染症の流行期であったため,更なる研究が必要である.
|