研究課題/領域番号 |
19K11605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 昭和薬科大学 |
研究代表者 |
吉永 真理 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (20384018)
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研究分担者 |
野井 真吾 日本体育大学, 体育学部, 教授 (00366436)
大西 宏治 富山大学, 学術研究部人文科学系, 教授 (10324443)
鹿野 晶子 日本体育大学, 体育学部, 准教授 (10759690)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 放課後 / 子ども / 心身健康 / 生活リズム / 子どもの権利 / メラトニン濃度 / 施設職員 / 地域参加型研究 / 主体性 / 子どもの遊び環境 / 睡眠リズム / メラトニン / 学校適応 / 学童保育 / 親子 / 外遊び / 気分尺度 / 学童 / 児童館 / 居場所 / 子ども理解 / 放課後子供教室 / 職員のメンタルヘルス / 海外事例 / ドイツの学童保育 / 遊び |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では現代の子どもたちの豊かな放課後のあり方を検討するために、客観的指標を用いて環境と活動の心身健康への影響を測定し、子どもの視点からの政策提言資料とすることを目指す。まず第一に世田谷区内の放課後子供教室・学童施設61カ所で、子ども、親、施設職員を対象に施設の実態、その評価、改善可能性に関する質問紙調査を行う。次にモデル事業実施予定の5カ所の施設で、生活時間、行動軌跡、活動前後の実行機能や朝夕のメラトニン代謝の測定を実施、記録方法を工夫し、データの見える化を行う。研究参加者と地域のステークホルダーと課題を共有し、子どもたちの心身健康の向上に適した放課後の過ごし方を実現できるよう支援する。
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研究成果の概要 |
都内S区の児童館,放課後子ども教室,学童の職員に質問紙調査を実施し,212名の有効回答を得た.職員が感じる子どもの放課後の姿,理想とする居場所のあり方,現状の職員の役割とその限界,働く上でのストレス状況について分析を行った.ユニセフ「子どもにやさしいまち」サミット(ドイツ・ケルン)にて,諸外国の放課後の状況のヒヤリングと放課後施設の視察を行なった(研究1).学童所属の親子(保護者604名,子ども215名)にweb質問紙調査を実施した(研究2).区内T小学校の有志親子43組を対象に,活動軌跡,活動量・歩数,生活時間,メラトニン濃度の測定を行い,学校適応や心身健康状態との関連を検討した(研究).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放課後施設は学校内の空き教室使用が多く,活動は多様性に乏しい傾向にある.施設職員の中には施設外の活動を望む意見もあった.狭小空間やスタッフ数の不足は職員のストレス源ともなり,子どもの視点に立った対応が阻害されてしまう.周辺地域の活用を視野に入れた対応が求められる.保護者は安全,子どもは一人一人を大事にしてくれる大人・外遊び・思い切り体を動かす遊びを重視しており,隔たりがあった.放課後対策には安全に偏らない子どもの意見の参照が不可欠である.メラトニン濃度と学校適応・心身健康は一定の関係性や,外遊びと生活リズムや仲間関係への影響から,のびのび遊ぶ放課後の重要性が改めて明らかになった.
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