研究課題/領域番号 |
19K11622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
藤田 勉 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (30452923)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 体育 / スポーツ / 感情 / 動機づけ雰囲気 / エンパワリングコーチング / 意欲 / 動機づけ面接 / 動的 / 回顧的定性モデリング / 動機づけ / 健康 / 運動 / 自己評価 / 相互作用 / 自己決定理論 / やる気 / 集団 / グループ / 気分 / ダイナミックシステム / 二人称的アプローチ / 非意識 |
研究開始時の研究の概要 |
動機づけは動的な心理過程とされながらも,これまで静的な視点から研究が行われてきた.本研究は,運動に対する動機づけを相互作用的視点から検討するものである.具体的には,実験法,調査法,介入法により,①動機づけが相互作用する様相を測定できる手法を開発し,②動機づけが相互作用する動的な心理過程を解明し,③相互作用を重視した関わりから動機づけに変化がもたらされることを実証するというものである.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,運動に対する動機づけを相互作用的視点から検討することであった.1年目から2年目にかけては,運動中の動機づけが相互作用する様相を測定するため,運動後の自己報告と自由記述のデータを継時的に収集し,測定の枠組みを完成させた.3年目は,運動中に測定した運動に対する満足度の下方への変化が見られた実験参加者に対して,個別に権限付与的な指導の介入を実施し,運動に対する満足度の向上を試みた.介入の結果,参加者全員の満足度を向上させることに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,質問紙法により因果関係で説明してきた過去の動機づけ研究とは異なり,実験法を組み込むことによって相互作用の様相が明らかにされたことであった.このことは,比較的安定した特性的な概念と考えられていた動機づけの変化の要因が運動中の環境との相互作用にあることを意味している.
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