研究課題/領域番号 |
19K11671
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
桑波田 雅士 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (30304512)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | CKDモデルラット / アデニン / 血漿アルブミン酸化還元型比率 / 血漿アルブミン還元型比率 / 小麦グルテン / リシン / 腎臓摘出ラット / カゼイン / 慢性腎臓病 / アルブミン酸化還元動態 / 心血管疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
慢性腎臓病(CKD)は患者数1,330万人に及ぶ国民病であり、心血管疾患発症リスクが高いことが知られている。CKDにおける血管機能障害には、血漿中のアルブミン還元型比率の低下が関与している可能性も示唆されている。そこで本研究では、CKDモデルラットの飼料に添加するタンパク質の量と質が、血漿アルブミン酸化還元動態および血管機能に及ぼす影響を検討し、その成果をCKD患者の食事療法に応用することを目標とする。
|
研究成果の概要 |
慢性腎臓病(Chronic kidney disease: CKD)患者のタンパク質制限療法では、食事タンパク質の摂取量に関する基準は提示されているが、食事タンパク質の質に関する検討は少ないと思われる。本研究では、CKDモデルラットにタンパク質源が異なる低タンパク質食を給仕したところ、血漿酸化型アルブミン比率に差が生じることを見いだした。今後、酸化型アルブミン比率の上昇を抑制する効果的な食事療法を提案することができるかもしれない。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
患者数1,330万人に及ぶ慢性腎臓病(CKD)の患者は、重症化とともに心血管疾患合併症の発症リスクが高く、その発症はCKD患者における死亡原因の第1位である。病態の重症化や合併症の発症に対し、血漿タンパク質の1つであるアルブミン分子の酸化修飾が影響を及ぼす可能性がこれまでに報告されていた。本研究成果は、このアルブミンの酸化を食事療法によって軽減できる可能性を示唆する重要な研究である。
|