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機能的MRIを用いた認知行動課題による過食抑制効果の神経メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K11715
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

中村 優子  東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任助教 (00610023)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード機能的MRI / 摂食制御 / Food Go/NoGo課題 / オンライン心理課題 / 意思決定 / 食物選択 / 認知行動課題
研究開始時の研究の概要

近年、摂食制御の神経回路異常の正常化を目的とした新たな肥満治療法として、過食抑制効果のある認知行動課題が注目されている。しかし、脳画像研究はあまり行われておらず、この認知行動課題による過食抑制効果の神経学的メカニズムはほとんど明らかになっていない。また、追跡調査はほとんどされておらず、この課題の長期的な過食抑制効果はよくわかっていない。そこで、本研究では、過食抑制効果のある認知行動課題を用いた介入実験を行い、機能的MRIにより、この課題による過食抑制効果の神経学的メカニズムを明らかにし、課題実施1年後の過食抑制効果を追跡調査する。

研究成果の概要

さまざまな認知課題の中でも、Food Go/NoGo課題は有意な摂食抑制効果を示すことが分かっていた。しかし、この課題の摂食抑制機能の神経学的機序は未だによく分かっていなかった。そこで、本研究では、Food Go/NoGo課題を3週間おこなってもらい、課題の実施前後で、高カロリー食品(NoGo食品)と低カロリー食品(Go食品)に対する脳活動の変化などを比較した。この結果から、Food Go/NoGo課題の実施によって、高カロリー食品の摂取が減り、高カロリー食品に対する欲求が抑制され、食欲の調整に関わる脳部位(島皮質と橋)の活動に変化が見られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究より、Food Go/NoGo課題は、食欲の調整に関わる脳部位の活動を変化させることで、NoGo食品に対する自発的欲求を低減させ、健康的な食生活を促進させることが示唆された。このことから、Food Go/NoGo 課題は、新しく効果的な食事・減量療法の手段となりうる可能性が明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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