研究課題/領域番号 |
19K11721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
大曲 勝久 長崎県立大学, 看護栄養学部, 教授 (90244045)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪肝炎 / 動物モデル / SDラット / Wistarラット / ラットモデル / 食餌誘導性 / 高脂肪・高コレステロール食 / 週齢 / Splague-Dawleyラット / Wistar/STラット / 飼育開始時期 |
研究開始時の研究の概要 |
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の病態を解明するために、高脂肪・高コレステロール食投与による食餌誘導性NASH発症ラットモデルを用い、肝臓重量や睾丸周囲脂肪重量、組織学的な肝脂肪沈着や炎症、ballooning、線維化の程度、血清ALT、AST、中性脂肪、総コレステロール、遊離脂肪酸、レプチン、アディポネクチン濃度、血糖値、肝臓内の脂質含量、NASH発症に関連する遺伝子発現などを検討することにより、ラットの系統や飼育開始週齢の違いによってNASHの発症・進展に差があるか、その進展機序、想定される機序に効果のある物質を与えてNASHの発症予防・治療効果を検討する。
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研究成果の概要 |
高脂肪・高コレステロール(HFC)食の9週間投与による食餌誘導性Sprague-Dawleyラット非アルコール性脂肪肝炎(NASH)モデルは、5週齢から27週齢という比較的広い範囲の週齢で適用でき、成年期以降の食習慣は若年期からの食習慣よりもNASHを発症しやすく、肝線維化は週齢が進むにつれ進行しやすいことが明らかとなった。また、同様な食餌を同じ期間投与したWistar/STラットモデルは「非肥満NASH」の病態モデルとなり得ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
その発症・進展の原因が不明であり、種々の年齢で発症し得る非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の病態およびその予防法や治療法を検討する上で、遺伝子操作が行われておらず食餌で誘導されるNASH動物モデルの確立は重要である。我々が確立したNASHラットモデルは、適用できる週齢の幅が比較的広く、ラットの系統(ストレイン)に限定されない動物モデルとして有用であり、広く活用できるとおもわれる。
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