研究課題/領域番号 |
19K11917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
津川 翔 筑波大学, システム情報系, 助教 (40632732)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 多層ネットワーク / ロバスト性 / 中心性 / 影響最大化 / ソーシャルネットワーク / リンク付加 |
研究開始時の研究の概要 |
将来社会ではインターネットと交通網や電力網など他のネットワークが相互に連携することで、様々な社会システムの高度化を実現することが期待されている。一方で、複数のネットワーク同士が相互に依存し合うような多層構造を有するネットワークは、一部のノードの故障がネットワーク全体での大規模な故障の連鎖を引き起す脆弱性を抱えていることが指摘されている。本研究は、将来社会におけるインターネットのような多層構造を有するネットワークの故障に対するロバスト性を向上させるための手法の確立を目指している。
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研究成果の概要 |
本プロジェクトは、将来インターネットなどの多層構造を有するネットワークのロバスト性を向上させるための有望な手法を明らかにすることを目的としている。 本研究では、攻撃に対する多層ネットワークの頑健性を向上させるための有望なリンク付加戦略を明らかにした。さらに、有害情報やウィルスの拡散に対して頑健な多層ネットワークを構築するための基礎技術として、シードノード選択手法およびリンク削除戦略の有効性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
将来社会ではインターネットと交通網や電力網など他のネットワークが相互に連携することで、様々な社会アプリケーションを実現することが期待されている。一方で、複数のネットワークが互いに依存し合うような多層構造を有するネットワークは、悪意あるユーザからの攻撃や、災害などに起因するノードの故障に対して脆弱であることが指摘されていた。本研究成果は、多層構造を有する将来ネットワークの頑健性を向上させ、安定的な社会基盤を構築するための技術に貢献する。
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