研究課題/領域番号 |
19K11920
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
曾 剛 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (90456632)
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研究分担者 |
倉地 亮 名古屋大学, 情報学研究科, 特任准教授 (10568059)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | in-vehicle network / security measure / real-time system / optimization design / controller area network / security requirement / real-time requirement |
研究開始時の研究の概要 |
近年、制御系車載ネットワーク(IVN)のセキュリティ脅威事例が多数指摘されており、厳しいリアルタイム性が要求される車載制御システムに対してセキュリティ機能の搭載が検討されている。しかし、高いセキュリティ機能とリアルタイム性の両立が課題であり、IVNのリアルタイム性解析技術と制約のある最適化設計手法が必要とされている。本研究では、複雑なIVNを対象に、セキュリティ要求とリアルタイム性を考慮したIVNの時間解析手法とIVNの最適化設計手法の開発を目的とする。既存の研究成果を基に、今まで実現できなかったIVNのセキュリティとリアルタイム性を保証できるIVNの最適化設計手法を提案する。
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研究成果の概要 |
近年、制御系車載ネットワーク(以後IVNとする)のセキュリティ脅威事例が多数指摘されている。IVNのセキュリティ強化機能を搭載する際の課題は、車載計算機のリソースの確保とリアルタイム性の保証の両立であり、そのため、本研究では複雑なIVNを対象に、以下3つの研究成果により、(1)IVNのセキュリティ要求分析とその強化技術の開発、(2)セキュリティを考慮したIVNの最適化設計手法の提案、(3)セキュリティ強化策によるIVNのリアルタイム性への影響と対策の提案、IVNのセキュリティ対策の強化とリアルタイム性の保証を同時に実現できるIVNの設計手法を研究開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、益々複雑になるIVNのメッセージの最大遅延時間解析の基礎理論から、実際の自動車に適用可能なセキュリティ強化機能とIVNの最適化設計手法の開発を実施した。理論的な研究から実用化までを目指し、実用的なセキュリティモデルと実際のIVNの特徴を考慮しながら、研究を進めた。新規性と実用性の高い研究成果により、学術的な価値に加え、自動車産業に対する波及効果も大きいと考えられる。
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