研究課題/領域番号 |
19K11954
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 大同大学 |
研究代表者 |
桑野 茂 大同大学, 情報学部, 教授 (20761513)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 低遅延ネットワーク / 時刻同期 / 周波数同期 / ホールドオーバ / 同期 / LAN |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、低遅延や一定遅延のサービス実現に向けて研究開発が広く進められているタイムセンシティブネットワークのLANへの適用において、ネットワークベースの同期技術では十分な時刻同期性能を得ることは困難であり、通常のLANに適用可能な簡易かつ高精度な同期技術が必要となることを動機として、標準電波等を用いた基準信号としての周波数同期技術ならびにネットワークベースの時刻同期技術を組み合わせた、簡易かつ高精度なハイブリッドな同期システムを提案し、その基本動作と性能を検証するとともに、安定なシステム運用についても検討を行う研究である。
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研究成果の概要 |
低遅延ネットワークのための簡易な同期技術として、標準電波等を活用した周波数同期技術とネットワークベースの時刻同期技術を併用したシステムについて検討を行った。低コストな発振器を用いた場合においても1ppbのオーダの周波数同期性能を達成できるとともに、3μs程度の時刻精度を実現可能であることを示した。また、基準信号断時のホールドオーバ動作において、温度に基づいた制御を行うことにより、2時間以上同期性能を維持できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低遅延ならびに定遅延のネットワークは時間に敏感なサービスを実現するために必要であり、実現のためには端末の高精度な同期が必要となる。 本研究では、通常のLANに接続された機器を対象として、標準電波等を活用した周波数同期技術とネットワークベースの時刻同期技術を併用したシステムについて検討を行い、高精度な同期性能を確認するとともに安定動作を実現した。これにより、様々な環境の端末に対する時間に敏感なサービスの適用範囲拡大が期待できる。
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