研究課題/領域番号 |
19K11962
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
斎藤 彰一 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70304186)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | IoTセキュリティ / 異常検知 / アプリケーションコンテナ / IoT / 遠隔認証 / エッジコンピューティング / コンテナ仮想化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、IoTデバイスを提供する事業者がクラウドからゲートウェイを経てデバイスの実行状態を把握して安全に実行できる基盤を構築し、遠隔からデバイスやゲートウェイの安全性を向上する方式を実現する。このために、第三者が提供する信頼できない実行環境におけるプログラム実行の信頼性確保、遠隔からの信頼性確認方法を考案し、これを限られたリソースの機器で実現する。
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研究成果の概要 |
IoTデバイスの普及により、これらが悪用される場面も増えている。このような状況を改善するために、IoTデバイスの安全性向上が重要である。本研究では、IoTデバイスの課題である計算性能が低いことを克服するために、クラウド等の強力な計算機にセキュリティ機能を委託する方法について研究を行った。この結果、IoTデバイスに負荷をかけずにプログラムの実行状況を取得する方法と、外部委託する方法のそれぞれ一部について解決することができた。しかし、より軽量な方法についての引き続き検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoTデバイスはパソコンやスマートフォンのように高性能な計算能力を持たず、必要最低限の能力だけを持っている。このため、セキュリティ機能を実現する余裕がない。しかし、セキュリティ機能の需要が増している。これらの問題を共に解決する手法が求められている。本申請では、低負荷でIoTデバイスの実行状態を取得しつつ、高性能な計算機でセキュリティ機構を実現する手法の研究を行った。これらは相反する課題であり、この解決は、インターネットをより安全にすることに大きく貢献できる。
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