研究課題/領域番号 |
19K11963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
白石 善明 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (70351567)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アクセス制御 / 認可 / 認証 / 監査 / プライバシー保護 |
研究開始時の研究の概要 |
実社会とサイバー空間との相互連関が社会のあらゆる領域に実装され,大きな社会的価値を生み出す方向に社会は進んでいる.サイバー空間に蓄積されるデータを活用した新しい価値を創造するサイバーフィジカルシステムのデータ駆動型サービスにおいては,データの提供者と利用者の間で真正性が保証されたデータの流通が必須である.このときデータの目的外利用への懸念を解消することが不可欠である.本研究では安全にデータの取引を行えるようにするデータ流通基盤のアクセス制御に関する開発を行う.
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研究成果の概要 |
異分野連携による価値創出を促進する上で,各ドメインで蓄積されるリソースを共有することは有効である.複数ドメインのリソースを掛け合わせることで,従来では得られなかった新たな知見を獲得することが期待される.組織間でリソースを共有する際には双方が同意することになり,その確認がスムーズに実施できれば異分野連携の促進に貢献できる.本研究ではデータを利活用したい組織同士が自由に取引できるリソース共有エコシステムを実現するための,ブロックチェーンを用いたクロスドメイン認可システムのアーキテクチャを中心に,認証・認可・監査のアクセス制御の要素技術を開発している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ライフスタイル,ヘルスケア,インダストリなどの様々な領域でIoTをベースにしたアプリケーションの利用が加速していく.サービスを提供するスマートデバイスはユーザに関する様々なデータを取得し,リソースサーバに蓄積する.認可機能は各種デバイスがリソースへアクセスする権限を持っているか検証し,アクセスの可否を判断する役割を果たす.データ駆動型サービスの実現を支えるためにますます増加するスマートデバイスを適切にアクセス制御する上で,複雑化するシステムに対応するための高度化の需要に応えるリソース共有エコシステムの構築に資する認可システムを中心とした技術を開発している.
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