研究課題/領域番号 |
19K11964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中西 透 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (50304332)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | プライバシー / 匿名認証 / 群衆センシング |
研究開始時の研究の概要 |
プライバシーを保護した群衆センシングを実現するために,匿名で正規ユーザかどうかの確認を行なう匿名認証についての研究を行なう.匿名認証の実用化において,効率的なユーザ失効とユーザ信頼度確認が必要となるが,従来方式ではその匿名性に問題がある.そこで本研究では,匿名性を改良した方式を構築し,その安全性を検討する.さらに,各アルゴリズムをプロトタイプ実装するとともに,群衆センシングを想定した環境で実験し,有用性を示す.また,匿名認証の実用化においては,属性認証や第三者機関への信頼度の軽減も重要であるため,これらについても検討する.
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研究成果の概要 |
多数のユーザのモバイル端末を利用した群衆センシングが盛んに研究されているが,ユーザがIDと共に位置情報を送信するため,プライバシー問題を引き起こす.そこでIDを必要としない匿名認証が提案されている.また,匿名のままユーザおよびデータの信頼度を測る手法も提案されている.しかし,従来方式ではその匿名性に問題がある.本研究では,匿名性を改良した方式を構築し,その安全性を検討する.さらに,各アルゴリズムをプロトタイプ実装するとともに,群衆センシングを想定した環境で実験し,有用性を示す.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,従来の匿名認証方式におけるユーザ失効方法や匿名評判システムでは十分に達成されていなかったユーザのプライバシー(匿名性)と実用的な効率を達成している.さらに,方式提案だけではなく,理論的な定式化と証明による安全性保証に加えて,実際の群衆センシング環境における実用性評価も行っており,理論的な安全性と実用的な効率を両立した群衆センシングにおけるプライバシー保護を達成していると考える.
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