研究課題/領域番号 |
19K11976
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
|
研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
吉川 雅弥 名城大学, 情報工学部, 教授 (50373098)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | セキュリティ / サイバーフィジカル / プライバシー / エッジ |
研究開始時の研究の概要 |
Society 5.0では,エッジ(端末)からクラウド(データベース)へデータをあげ,クラウドでデータを解析し,その解析結果をエッジに提供する事を繰り返すことで,高度なサービスを実現する。 このようなサービスを持続可能にするための課題の1つに,電源配線や電池交換などのエッジの電源問題がある。また,エッジはネットワークに接続されるため,従来の不正アクセスに代表される攻撃に対する対策だけでなく,個人情報保護の観点からプライバシーを考慮する必要がある。そこで申請研究では,これらの問題を解決するために,環境発電を利用し,プライバシー保護を指向したセキュアなインテリジェントエッジモジュールを開発する。
|
研究成果の概要 |
申請研究では,Society 5.0を支えるエッジを実現するプライバシーを考慮したセキュアなデバイスを開発する。このセキュアなデバイスでは,プライバシーを保護するだけでなく,情報を秘匿するための暗号化やセキュアな認証システムを実現する。本研究の成果により,エッジからクラウドへのデータを転送する,また,クラウドでのデータの解析・加工後に,クラウドからエッジへのその加工したデータを転送するというSociety 5.0でのスキーム全体をセキュアに実行することが可能になる。このように申請研究で開発するプライバシーを考慮したセキュアなデバイスは,Society 5.0を支える基盤技術の1つを確立する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Society5.0では,あらゆるものがネットワーク接続されるため,サイバー・フィジカル・セキュリティ(CPS)の問題を解決することが必須課題である。この問題では,従来の不正アクセスに代表される攻撃だけでなく,個人情報保護の観点からプライバシーを考慮する必要がある。プライバシー問題について,国内では個人情報保護法が,厳罰化だけでなく,適用対象が拡大した。改正前は5001人以上の事業者のみが対象であったが,改正後は小規模事業者でなく,非営利団体や大学の研究室も含む全ての事業者が対象となった。申請研究では,このCPSの問題を解決して,社会の安定と安心・安全に貢献できる。
|