研究課題/領域番号 |
19K12069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
村山 優子 津田塾大学, 数学・計算機科学研究所, 研究員 (20264955)
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研究分担者 |
大塚 亜未 東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 助教 (40782347)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | バリアフリー化情報支援 / 災害管理 / 状況把握 / 車いす利用における安心 / 車いす利用におけるプライバシー / インクルーシブデザイン / 安心 / 災害管理サイクル / インタラクション / ヒューマンインタフェース |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,バリアフリー化に向けた情報支援の取組みを緊急事態管理と捉え,従来の PDCAではなく,災害管理サイクルを適用し,各段階で必要な情報支援内容を示すとともに,災害情報支援技術の適用およびユーザが安心して利用できる情報環境の構築を目指す.具体的には,バリアフリー化情報支援について,(a) 管理サイクルの構築, (b) ユーザの安心モデルの構築,(c) 構築した安心モデルを(c)の情報支援や情報共有の技術に適用し,情報取得から意思決定までの速度による安心の評価を行う.
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研究成果の概要 |
本研究では,バリアフリー化に向けた情報支援の取組みを緊急事態管理と捉え,災害管理サイクルや状況把握(Situation Awareness)の観点から,必要な情報支援内容を示すとともに,車いす使用者や介助者等のユーザが安心して外出できるための情報支援環境の構築を目指した.そのために,車いす使用の当事者や介助者対象の半構造化インタビュー調査および自由記述形式質問紙調査の質的調査と車いす利用における不安の要因に関わる量的調査を実施した.質的調査では,車いす利用における安全性やプライバシーの課題が判明し,バリアフリー化情報支援においても災害管理同様に緊急事態対応が必要であることが判明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バリアフリー化に向けた情報支援について,当初は情報支援提供側者の視点で遂行していた.その後,障害学のスローガンである「Nothing about us without us.(当事者抜きに決めない)」という観点から,当事者や介助者等を対象とした質的調査や当事者との意見交換を実施し,必要とされる情報支援の内容を明らかにした.量的調査は現在分析中であるが,車いすを利用する上での不安要因を当事者や介助者の視点から明らかにし,ユニバーサルデザインやインクルーシブデザインの観点から,運用も含め,今後の情報支援に活かしたい.
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