研究課題/領域番号 |
19K12082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
伊藤 照明 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (90284306)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | ヒューマンインタフェース / コミュニケーションロボット / かかわり / 身体的引き込み / 運動強調ディスプレイ / ロボットアーム / ジェスチャ / 臨場感コミュニケーション / AIスピーカ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、身体的引き込み動作を用いる運動強調ディスプレイを介した遠隔コミュニケーション手法により、遠隔者とのかかわりを感じさせるコミュニケーション支援システムに関する研究である。先行研究で行った頭部動作駆動方式による運動強調ディスプレイの弱点となる無動作状態への対応のため、物理的な身体運動を直接利用することに加えて、人の生体情報(目・鼻・口)を利用することで間接的に身体動作と関連づけを行う手法を提案する。
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研究成果の概要 |
対面コミュニケーションで使用されるノンバーバル情報である頭部身体動作で運動強調ディスプレイを制御し、その動きで遠隔者とのかかわりを実感する手法を提案した。本研究では、視線計測による眼球運動情報(目)、画像解析による頭部動作情報(鼻)、およびシグナル解析による音声情報(口)を頭部身体運動と併用した制御法の開発を行った。その結果、遠隔者とのかかわりを感じる身体的引き込み動作を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、遠隔コミュニケーションシステムにおいて、遠隔者の分身として目の前で動作する運動強調ディスプレイという極めてユニークな提案を行っており、学術的に独創性の高い研究である。ディスプレイを通した会話では、話者の存在感が伝わらない、場の雰囲気が共有できない、遠隔者とのかかわり合いを感じないといった根本的な問題に対する取り組みとして、学術的・社会的に意義が深いものである。
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