研究課題/領域番号 |
19K12138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61040:ソフトコンピューティング関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
松下 春奈 香川大学, 創造工学部, 准教授 (00604539)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 分岐点探索 / 分岐図 / 分岐解析 / 計算知能 / 力学系 / 粒子群最適化 / 差分進化 / 粒子群最適化(PSO) / 離散力学系 / 粒子群最適化法(PSO) / Border-Collision分岐 / Piecewise smooth system / 進化計算 / 非線形解析 |
研究開始時の研究の概要 |
進化計算(EC)最適化アルゴリズムによる、手軽かつ高精度な分岐解析手法の提案を目的とする。従来型分岐解析において必要不可欠であったシステムの微分情報や緻密な初期値設定を排除し、分岐解析の徹底的な簡略化を図る。また、解析対象とするシステムパラメータ数の制限をなくすことで、未知のシステムに対してや、分岐解析初心者による詳細な分岐解析を可能とする。目的関数に非線形力学的観点からの変更を加えることで、アルゴリズムを複雑にすることなく、様々な種類の分岐パラメータの導出を実現する。古典的な非線形理論と最新のEC理論の両方を組み合わすことで、不確かさを含んだ実社会問題の分岐解析を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、群知能による入れ子構造型分岐点探索手法の拡張および改善を試みた。まず、提案手法を連続力学系における局所分岐点の導出へ拡張した。さらに、提案手法を連続力学系と離散力学系が混在した合成力学系へ拡張し、合成力学系の特徴的な分岐点の導出を成功させた。これらと同時に、従来法の問題点を調査し、正しく導出できない分岐点導出の改善を図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
提案手法はいずれも非勾配法であることから、従来法では適用困難であった系の解析にも利用可能である。さらに、煩雑な前処理を必要としないため、分岐解析や群知能の専門家でなくとも利用可能である。つまり、様々なシステムを対象とする手軽な分岐点導出法を提案に成功した。これを利用することで、これまでは解析不可能であったシステムの知らざる現象を解明できる可能性がある。
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